若年層との共創を推進する新たな取り組み
中高生向けのキャリア探究サービスを提供する株式会社RePlayceと株式会社NTTドコモ・ベンチャーズが共同で「Z・α世代共創研究所」を設立する運びとなりました。この研究所は、次世代の価値創造を目指すための共創型リビングラボとして機能し、若年層と企業の対話を促進します。
背景
現代社会において、企業は若年層の多様な価値観を把握するのがますます難しくなっています。特に、彼らが成長したデジタル環境では、従来の調査方法では若年層の独自の感覚や体験を捉えられない場合が多いのです。最近のデータでは、2025年度に通信制高校を選ぶ生徒が増加することが予測されており、これを受けて、企業は新たなアプローチを取り入れる必要性が求められています。
RePlayceはこれまで、子どもたちの自律を育む教育価値を提供しており、2026年春にはアルファ世代が本格的に高校生として登場します。彼らは、Z世代とも異なる価値観や行動様式を持っており、こうした次世代の若年層との関係構築がますます重要になると考えられています。
共創型リビングラボ
「Z・α世代共創研究所」では、学校というリアルな生活空間の中で、若年層と企業が協力し合い、製品やサービスの共創、実証、評価を行います。これにより、一方的な視点ではなく、対等な立場から若年層の声を反映する取り組みがなされます。
企業にとっては、Z世代・α世代との共創を通じて、次世代に必要な価値観や行動様式を理解する良い機会となります。また、学校・学びの現場において、若年層が能動的に参加し、自らの意見や体験を基に企業との対話を進めることになります。
両社の役割と期待される効果
RePlayceは、長年の経験を基に研究所の運営を担い、若年層との接点を最大限に活かしていきます。また、NTTドコモ・ベンチャーズは、共創パートナーとして企業の参加を促進し、国内外のスタートアップエコシステムとのネットワークを活用して共創の機会を広げていきます。
この共同運営により、企業PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)や企業ゼミといったプログラムが提供され、若年層の教育機会が拡充されることが期待されています。特に、企業ゼミでは、高校生が起業家マインドを学び、具体的なビジネスアイデアを形にしていく過程で、実践的なスキルを身につけることができます。
今後の展望
2026年春、2010年以降生まれたアルファ世代が高校生となることを契機に、彼らの独自の価値観や行動様式を深く理解し、社会的な価値創造に向けた革新的な取り組みを進めていく予定です。若年層は「学校や家庭」以外での新たな出会いを通じ、社会と接続する機会を得ることができるでしょう。
RePlayceとNTTドコモ・ベンチャーズの共同作業により、新しい価値創造のエコシステムが構築されることを期待しています。これにより、次世代を担う若年層の成長が促されるだけでなく、企業側も彼らの多様な価値観を理解し、新たな事業展開への糸口を見出すことができるでしょう。