少子化問題を「大阪らしく」乗り越える
最近、大阪で出生率が低下し、世界の227カ国中212位と厳しい状況となっています。この課題に対して、株式会社RE-CAREERが主催し、WeWork Japanが共催する啓蒙イベントが2025年2月12日に開催されることが決まりました。本イベントは、なにわパパの会(藤崎マーケットの田崎氏、アキナの秋山氏が発起人)をゲストに迎え、少子化問題の解決に向けた議論を行います。
背景と目的
少子化の要因として「育児・家事の負担」や「経済力の低下」が挙げられています。この問題を同時に解決するためには、企業が育休制度を適切に運用することが求められています。男性の育休取得が家事や育児の負担を軽減できることが明らかであり、組織開発の経験からも、育休制度が適切に運営されていると、生産性や利益率の向上につながります。
しかしながら、現実には中小企業の多くで育休制度が導入されていないか、形骸化しています。さらに、育休復帰時の離職率が20%を超えるなど、育休の取得率ばかりが重視されています。このような現状を踏まえ、株式会社RE-CAREERでは、育休の取得を促進するためのセミナーを「楽しいトークショー」という形で行い、育児の楽しさや経験から得られるスキルアップ効果を広めようとしています。
イベント詳細
- - 日程:2025年2月12日(水)10時~11時30分
- - 場所:大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork 御堂筋フロンティア 1階
- - テーマ:育児っておもろい!そしてこんなに学びもある!?
- - 参加費:無料
参加方法は下記のリンクから事前に申し込むことができます。
参加申し込みはこちらから
今後の展望
このイベントを契機に、育休制度の導入を支援する活動が広がることが期待されています。政策提言や啓蒙活動も視野に入れ、社会全体で少子化問題に取り組む姿勢を目指します。実際、2014年には筆者自身の子育て経験から「育休を取ることはブランクになるという誤った認識」が起点となり、同じ志を持つスタッフとともにこの活動に取り組み始めました。
人事コンサルティング業として成長する中で、育休制度の重要性が各企業にとっていかに大切であるかを実感しています。経営者が自身の価値観を見直し、育児を支援する環境を整えることが、今後の社会の未来につながるのです。ぜひ、多くの皆さんにこのイベントに参加していただき、少子化問題解決の一端を担っていただければと思います。私たちは、大阪から日本中へと波及するロールモデルを目指しています。