フリーランスエンジニアの報酬動向
2025年1月の海外のフリーランス市場において、エンジニア案件の月額平均単価が74.9万円であることが明らかになりました。これはエン・ジャパン株式会社が運営する『フリーランススタート』による調査から得られた結果です。2025年のスタートにあたって、多くのフリーランスエンジニアがどのような報酬を得ているのか、そのトレンドに注目してみましょう。
調査結果の概要
2025年1月のエンジニア案件の掲載数は442,101件に上り、最高単価は235万円という驚異的な数字を記録しています。これは、フリーランスの市場が拡大する中で、特定の開発言語や職種に対する需要が高まっていることを示しています。
職種別の月額単価
調査によると、職種別の月額平均単価は前月と比較して緩やかな上昇を示しています。特に注目されるのは、1位の「コンサルタント」で、104.3万円(前月比+7.4万円・7.6%増)です。次いで「VPoE」が100.3万円(同-9.9万円・9.1%減)、3位の「エンジニアリングマネージャー」は92.1万円(同+1.1万円・1.1%増)となっています。
開発言語別の月額単価
開発言語別の分析においては、月額単価が前月と横ばいとなる状況が見受けられました。「SAP」が116.1万円(前月比-8.8万円・7.0%減)でトップですが、少し減少している点が気になります。他の言語では「Scala」が87.1万円、そして「Go言語」が84.9万円となっています。
フリーランスエンジニアの報酬相場
フリーランスの支援部門を担当する相場 敏行氏によると、2025年1月の調査結果を受けて、フリーランスエンジニアの報酬相場が大きく変わりつつあることが確認されました。特に、エンジニア以外の職種においても一定の報酬の上昇が見られ、特に「ブロックチェーンエンジニア」が82.7万円で前月比+4.6万円(5.8%増)と、成長が期待されています。
在宅案件の傾向
常駐案件と在宅案件の掲載比率にも注目です。特に、在宅案件は全体の33.0%を占め、常駐案件との報酬額の差はわずか0.1万円という結果が出ています。リモートで働くことが一般的になりつつあり、それに伴い報酬の高いリモート案件が多く見られています。
まとめ
これからも、フリーランスエンジニアに関する情報は重要です。『フリーランススタート』は、累計67万件を超えるフリーランスエンジニアの支援を行い、今後も報酬相場についての情報を分析していく予定です。フリーランス市場の動向をしっかりと把握しながら、より良い働き方を見つけていきましょう。