リスキリングの重要性
2023-01-11 10:00:01
リスキリングの重要性:サラリーマンの未来を考える調査結果
リスキリングの重要性:サラリーマンの未来を考える調査結果
近年、新型コロナウイルスの影響で多くの企業が危機にさらされ、特に倒産件数は4,500を超えるとされています。これによってサラリーマンたちは将来への不安を強く感じているようです。
学校法人近畿医療学園が実施した「リスキリング」に関する調査では、20代から30代前半のサラリーマンの約7割が、現在の職に対して不安を抱いた経験があることが明らかになりました。この調査結果から、今の職を継続することへの不安、転職の難しさ、そして自身のスキルに対する不安が浮かび上がってきます。
職業不安の実態
調査によると、将来への不安を感じた理由として、「営業成績が年収に影響する」「ボーナス削減の恐れ」「企業の倒産リスク」「仕事と子育ての両立の難しさ」などが挙げられました。特に、物価上昇に伴い給料が上がらない状況が多くのサラリーマンの心に影を落としています。
不安解消に向けた取り組み
不安を解消するための取り組みについても調査されました。約4割のサラリーマンが何らかのアクションを起こしているものの、半数以上が「何をしたらいいのかわからない」と回答。具体的には、資格取得や転職に役立つスキルの勉強、さらには教養を高めるための自己啓発に取り組んでいる人がいました。最近は手に職をつけるために通信制大学に通う人も増えているようです。
一方で、何も取り組んでいない理由としては「時間がない」「業務に追われている」など、実行する余裕がないことが多数を占めました。これからの時代において、何か行動を起こすことが求められています。
転職や起業の意向
さらに、調査では将来についてあてはまる選択肢として、40.8%が「転職を視野に入れている」と回答。現在の職場に対する信頼感の低下を如実に反映していると言えるでしょう。具体的には、脱サラして起業を考える人やフリーランスを目指す人も少なからずいるようです。
リスキリングの必要性
また、リスキリングの必要性を感じるサラリーマンが55%を超えるという結果も出ています。「時代の変化に伴い、自分もスキルを更新していかなければ」と考える人が多く、やはり時代に応じた教育が必要だという意識が広まっています。特にITスキルに関するニーズが高く、会社内でITに詳しい人がいないことが不安の一要因とされています。
スキル向上への取り組み
実際にリスキリングに取り組んでいる人は少なくありません。「資格やスキルを取得することが将来につながる」という意識が浸透しており、80%近くの人が必要性を感じているとのことです。現在リスキリングに取り組んでいる人は15.8%、過去に経験がある人も19.9%おり、未来への対策として自ら動いていることがわかります。
まとめ
今回の調査から、将来への不安を感じているサラリーマンが多数いることが確認されましたが、その中でリスキリングの重要性を強く感じていることも明らかになりました。新たなスキルを身につけ、自己価値を高める努力が求められる時代に突入しているようです。今後も不可避な変化に備え、一歩踏み出してスキル向上を図ることが大切でしょう。
会社情報
- 会社名
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学校法人近畿医療学園 近畿医療専門学校
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