自社株対策と後継者育成をテーマにしたセミナーの開催レポート

自社株対策・後継者育成セミナーの開催レポート

2025年7月23日、水曜日にオンラインで行われた「自社株対策・後継者を支える人材育成セミナー」において、船井総研ロジのシニアコンサルタント三村信明が講演を行いました。本セミナーは、株式会社ビジコンネクストによって主催され、自社株対策と後継者育成に関する重要なテーマが取り上げられました。

セミナーの概要

セミナーは2つの講座で構成されており、第一講座では株式会社ビジコンネクストのチーフコンサルタント石井充氏が登壇しました。タイトルは「自社株の相続税を限りなく【ゼロ】にする他所では絶対に聞けない、未上場だからできる自社株対策セミナー」となっており、以下のような内容が話されました。

1. 会社法を活用した経営権の掌握: 最小限の株数で経営権を握るための適切な制度を設計する方法。
2. 相続税評価額の低減: 会社の資産を減らさずにどのように自社株の相続税評価額を引き下げるか。
3. 少数株主に対する対応: 株主からの高額買取請求にどう対処するか。
4. 定款の重要性: 事業承継の際における定款の役割について。

この講座は、自社株対策に関心のある経営者にとって非常に役立つ内容でした。

後継者を支える幹部候補・組織の創り方

次の講座では、三村信明が「後継者を支える幹部候補・組織の創り方」に関して詳細に解説しました。彼は、主に次の点に焦点を当てました。

- 物流業界における幹部人材の育成の難しさ: 物流業界特有の課題として、なぜ幹部人材が育ちにくいのかという理由を説明。
- 経営スタイルの変革: カリスマ的な経営から組織的な経営への移行について。
- 後継者に必要な能力: 経営者が将来の後継者に求めるべきスキルや知識について。
- コミュニケーションの可視化: 会社内のコミュニケーションを見える化する方法に関して、後継者が迅速かつ正確に判断できる仕組みを作る方法を紹介。

これらの講義は、特に中堅・中小企業における事業承継の重要性を強く訴えるものでした。

会社の紹介

船井総研ロジは、「物流の先進モデル企業を創る」というミッションの下、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。運賃交渉やドライバー採用、さらには人事制度の構築など多岐にわたる支援を通じて、中小物流企業の業績向上を目指しています。さらに、全国から350社以上が参加する「ロジスティクスプロバイダー経営研究会」を運営し、業界内での情報共有やスキルアップを促進しています。

最新の物流業界の動向については、船井総研ロジの公式サイトやSNSで配信されています。今後もこのようなセミナーを通じて、企業の成長に必要な知識とネットワークを築いていくことが期待されています。