株式会社TimeTreeが運営するカレンダーシェアアプリ「TimeTree」に新しい広告メニュー「TimeTree Ads 習慣化広告」が追加されました。この新サービスの目的は、商材の習慣化を促進することです。広告が配信されるのはユーザーのカレンダー上で、タップすると複数の予定が自動的に登録される仕組みとなっています。この新しい試みは、特に日常的に利用される製品やサービスの認知度を高める効果が期待されています。
実際に、味の素株式会社の献立提案サービス「未来献立」を対象にしたキャンペーンにおいて、この「習慣化広告」がどれだけ効果的かが調査されました。調査の結果、広告に接触したユーザーは、非接触ユーザーに比べてサービス認知が4.5倍、利用意欲が1.5倍も向上したことが確認されており、習慣化広告がカレンダーサービス特有の体験を通じてユーザーの行動にポジティブな影響を与えていることが明らかになりました。
TimeTree Ads 習慣化広告の仕組み
新しいこの広告メニューは、ユーザーのカレンダーに直接広告を配信することから開始します。ユーザーがバナーをタップすることで、訴求される商品に関連した予定を最大5つまで一括でカレンダーに登録できます。このアクセス頻度を増やすことで、ユーザーがサービスや商品の認知を高めたり、実際の行動変容を促すよう設計されています。
機能の詳細
1.
広告配信
TimeTreeのアプリ内で、マンスリー視点やデイリー視点などから広告が配信されます。
2.
繰り返し予定の登録
最大5個の予定が一度に登録でき、ユーザーにとって便利な体験が提供されます。
3.
デイリー面からの誘導
差し込まれたバナーから、登録した予定が含まれるデイリーページへ誘導されるため、詳細情報へのアクセスも向上します。
4.
当日のリマインダー
マンスリーバナーを用いて、当日に再度予定を思い出させることで、行動を促します。
5.
詳細情報の掲載
予定の詳細情報を掲載し、ユーザー側の理解を深めるための情報提供も行われます。
活用シーンの例
この広告は、日常でよく使用する商材に対して効果があります。たとえば、毎日使う健康食品や、週に一度のTV番組の放送予定など、多様なシーンでの活用が考えられます。ユーザーは「毎日健康を意識する」などの訴求で、改善したい習慣へのアプローチが可能です。
配信実績
この広告メニューが実際に使われた例として、味の素株式会社の「未来献立」の広告キャンペーンがあります。このサービスは、栄養バランスを考慮した献立を提案するもので、家族での活用が期待されています。味の素は「家族で献立会議をしよう」というメッセージを発信し、広告は配信後にブランドリフト調査が行われ、習慣化の効果を検証しました。
ブランドリフト調査の結果
調査は、2024年10月23日から10月25日の間に配信され、それに伴う認知度や行動変容の測定が10月28日から29日に実施されました。調査では14,431件の有効回答が得られ、習慣化広告への接触によってサービスの認知度や利用意欲が大きく向上したことが確認されています。
TimeTree Adsの概要
この「TimeTree Ads」は、予定へのターゲティングとカレンダー上でのUI・UXを最大限に活用した広告ソリューションです。全世界で6,000万を超えるユーザーに利用されているTimeTreeのデータを活用し、ユーザーの未来の予定や行動に寄り添ったプロモーションが可能です。
公式ウェブサイトではさらなる情報を取得できますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。