エア・ウォーター、神戸大学に奨学金制度を設立し学生支援を強化

エア・ウォーターが神戸大学にて奨学金制度を設立

エア・ウォーター株式会社が、国立大学法人神戸大学のために新たに「エア・ウォーター奨学金（神戸大学基金）」を設立したことを発表しました。この奨学金制度は、同大学の工学部と農学部、さらには大学院の工学研究科および農学研究科の学生に対して、年間50万円を4名の奨学生に給付するもので、2024年度から2028年度までの5年間にわたって実施される予定です。これは、企業と大学の協力を通じた人材育成の一環として注目を集めています。

この制度は、2021年12月に結ばれた「包括的な産学連携推進に関する協定」の一環でもあり、研究分野における相互の知識と技術を活かすことを目的として進められています。エア・ウォーターは「地球環境」と「ウェルネス」をテーマにした事業を展開しており、この奨学金制度を通じて次世代の人材に対する支援を強化し、社会貢献に寄与したい考えです。

奨学金制度の詳細

エア・ウォーター奨学金は、推薦に基づいて選ばれた奨学生に対し、学業や研究に注力する環境を提供することを意図しています。奨学金の給付は年間50万円で、選考は神戸大学内の各部局長の推薦および学生委員協議会による協議を経て行われます。このプロセスにより、学長が最終的な決定を下します。奨学生には、企業の職場や施設見学会が実施され、脱炭素社会の実現や食料自給率の向上に向けた取り組みを理解する機会も与えられ、キャリア形成に繋がることが期待されています。

社会貢献への姿勢

エア・ウォーターは、奨学金制度を通じて採用される学生が将来社会に貢献できるような活動を志向する人材であることを望んでおり、学業優秀で積極性があることが求められます。また、他の奨学団体からの奨学金受給者は除外されるため、真に必要とされる学生に対する支援が行われます。4名の奨学生の募集は毎年度行われる予定で、これにより持続可能な社会の実現を目指す活動へと繋がっていくのです。