8割が経験する夏バテとは?
株式会社askenが開発したAI食事管理アプリ『あすけん』による調査で、15,040名のユーザーに対して行われた夏の食事および健康に関するアンケート結果が発表されました。その結果、実に約8割の人がこれまでに夏バテを経験しており、今年の夏に限っても5割以上が不調を訴えていることが明らかになりました。
この夏の猛暑は、日本全体を覆い、特に倦怠感や疲労感、不眠といった症状が多くの人々に影響を与えていることがわかります。
夏バテの症状と都道府県別傾向
調査では、今年の夏に感じている夏バテ症状として「倦怠感・疲労感」が77.2%、次に「不眠・睡眠の質の低下」が44.1%と続き、食欲不振も27.1%に上ります。
特に地域による差も見られ、長崎県や香川県では夏バテの経験者が多い一方、沖縄県や宮崎県ではその割合が低い傾向があることがわかりました。このような地域差の要因には、食文化や郷土料理が影響しているのかもしれません。
食事の工夫と水分補給の重要性
夏には冷たい食べ物が好まれる傾向があり、調査によると「そうめん、冷やし中華」などの冷たい麺類や、アイスクリームやかき氷といった冷たいデザートが特に消費されたとのこと。しかし、夏の過酷な気候の中、特に重要なのは水分補給です。
調査では、1日の水分摂取量が1L未満という回答が約3割にのぼりました。この結果は夏の脱水症状や熱中症のリスクを深刻に示唆しています。
栄養士からの提案
『あすけん』の管理栄養士である道江美貴子氏は、ビタミンB群の摂取が夏バテ対策につながると語っています。特にビタミンB1とB6は、疲労感や睡眠の質向上に寄与する栄養素です。おすすめの食材として、豚肉や鶏むね肉、カツオ、納豆などがあります。
また、沖縄の「ゴーヤーチャンプルー」や宮崎の「冷や汁」といった郷土料理には、栄養バランスが整っているため、夏の食事に取り入れることを推奨しています。
まとめ
今年の厳しい夏を乗り切るためには、栄養バランスを考えた食事を意識し、水分補給を怠らないことがカギとなります。皆さんが健康で快適に夏を過ごせるよう、『あすけん』が提案する食事や栄養のアイデアを活用してみてください。健康管理を通じて、夏を元気に乗り切りましょう!
調査概要
- - 調査対象: 食事管理アプリ『あすけん』の会員
- - 有効回答者数: 15,040名
- - 調査方法: インターネット調査
- - 調査期間: 2025年7月24日〜2025年7月27日