三菱地所レジデンスによる出張授業
三菱地所レジデンス株式会社は、株式会社ケシオンが運営する「SDGsラジオ」のプロジェクトの一環として、2024年10月から2025年1月にかけて、大阪市と神戸市の小中学校で出張授業を行いました。この授業は、次世代の子どもたちにサステナビリティの重要性を伝えることを目的としています。
SDGsラジオとは?
「SDGsラジオ」は、全国の小中高校生を対象に、SDGsに関連する企業の取り組みを1分間という短い時間で紹介する音声配信サービスです。このプログラムでは、子どもたちが生活の中で接する住まいに関連したサステナブルな取り組みを広めることが目指されています。
出張授業の内容
出張授業が行われたのは、大阪市立加美南中学校、神戸市立岩岡中学校、大阪市立長居小学校の3校で、各学校で合計603名の生徒が参加しました。この授業では、三菱地所レジデンスが開発した防災ツール「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」を活用し、実際の防災の重要性について学びました。
授業の流れは以下のようになりました:
1. 事前にSDGsラジオを通じて基礎知識を取得。
2. 「そなえるドリル」をグループで解くワークショップに参加。
3. 被災地の生の声を聞き、具体的な行動に結びつける。
4. 学びを全体で共有し、ふり返る時間を持ちました。
設けられたテーマと目的
出張授業では「防災」をテーマにし、特に「災害に強いまちづくり」に焦点を当てました。子どもたちは、被災地で実際に困ったことを題材に、トイレ事情や家族ごとの必要な備えについて考える機会を得ました。
コミュニケーションを重視し、子どもたちが自ら考え、意見を述べることができる環境を提供することを狙いとしました。このように、学びの場を 効果的に設定することで、将来を担う子どもたちがサステナビリティについて深く考察する機会を生むことが期待されています。
企業の取り組み
三菱地所レジデンスは、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化し、次世代に向けた教育の機会を提供する方針です。特に環境や人権について配慮したまちづくりには、さらなる注力が必要とされており、教育現場での連携強化が求められています。
教育現場と地域との連携
出張授業は「SDGsラジオ」内のコンテンツの1つであり、ケシオンが企業と学校間の窓口となって実現されました。この取り組みは、全国の教育機関が参加できる体系を整えたことで、子どもたちへの教育効果を一層高めることを狙っています。
「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」
これらの防災ツールは、実際の被災地の声を基に作成されており、具体的な防災対策を考えるためのガイドとして役立ちます。また、これらは「ザ・パークハウス」の防災プログラムホームページから誰でもダウンロード可能で、幅広い層に活用されています。
まとめ
三菱地所レジデンスの出張授業は、子どもたちに防災の重要性を伝え、SDGsに関する学びを深める素晴らしいチャンスでした。地域および学校との連携を強化しながら、持続可能な社会を築くための教育の未来に期待が寄せられています。