新たなお祝いのスタイル「プレゼントツリー」
近年、私たちの生活スタイルはさまざまに変化しています。それにともない、祝福の形も進化を遂げています。そんな中、注目されている取り組みが「プレゼントツリー」。
サスティナブルなお祝いの提案
このプロジェクトは、「大切な人へ、大切な地球へ」という理念に基づき、祝花の代わりに樹を贈るサスティナブルなお祝いの形を提案しています。運営は東京都千代田区の認定NPO法人環境リレーションズ研究所によって行われており、今年で20周年を迎えました。
「プレゼントツリー」とは、森林の伐採跡地や被災林に実際に樹を植え、都市に住む人たちがその樹の里親となって、10年間にわたり地域の人々と共に育てていくプロジェクトです。これは、森とその周辺地域を元気にすることを目指しており、今までにも企業の新社屋完成や役員就任のお祝いの場面で、胡蝶蘭の代わりに植樹を行う活動をサポートしてきました。これを機に、皆様からのお祝いの気持ちを森へと還元する取り組みを開始します。
植樹の詳細
プレゼントツリー20周年を記念して、寄付の受付が開始されました。寄付金は、神奈川県にある「Present Tree for 湘南国際村めぐりの森Ⅱ」にて使用されます。
寄付できるプランは、1本(6,000円)、3本(18,000円)、5本(30,000円)が用意されており、会員登録(無料)の後、専用サイトから申し込みが可能です。お支払いはクレジットカードまたは銀行振込が選べ、その後、寄付金の領収書や植樹証明書がダウンロードできます。
20年の歴史と今後の課題
2005年に始まった「プレゼントツリー」は、結婚や誕生祝いなど個人の寄付からスタートしました。現在では企業からの寄付が増加し、様々なシーンで植樹の利用されています。この20年間で、日本国内59カ所、海外2カ国を含む約42万本の樹が植えられました。しかし、森林地域の過疎化や人手不足は深刻で、伐採後の再植林が進まないという現状があります。気候変動による影響も大きく、今後ますますの支援を必要としています。
企業向けの特別プラン
企業の皆様に向けて、祝花代わりの植樹導入もお待ちしています。全国各地のプレゼントツリーの森から、御社の地域に合ったプランを提案し、持続可能な森林再生活動に参加する機会を提供します。
結びに
日本の人口が将来的に減少するとされる中、美しい森林が残る未来を作るため、私たちは地道な活動を続けていきます。個人や企業の皆様、また山林の所有者の方々のご支援とご協力をお願い申し上げます。詳しいお問い合わせは、プレゼントツリー事務局までご連絡ください。公式サイトにはプロジェクトの詳細が掲載されています。