CommerceXホールディングス、17.3億円の資金調達で成長加速へ
CommerceXホールディングス株式会社(以下、CommerceX HD)は、2023年10月に行ったシリーズAラウンドにおいて、総額17.3億円を調達したことを発表しました。大阪府の吹田市に本社を構えるCommerceX HDは、日本のリテール及びテクノロジー業界における成長を加速させることを目指しています。
資金調達の詳細
交渉に参加したのは、ニッセイ・キャピタルやDUAL BRIDGE CAPITAL、三菱UFJキャピタルなどの著名な投資機関です。今回の資金調達は、エクイティ出資及びデットファイナンスを通じて実施されました。この資金は、CommerceX HDが掲げるリテールDXインフラ企業としての成長戦略に活用される予定です。
成長戦略の核心:M&Aとテクノロジーの融合
CommerceX HDは、リテール及び小売業界において、M&Aを通じたブランドの取り込みと、テクノロジーを駆使したグロース支援を行っていく考えです。彼らは新品や中古品、店舗およびECといった業界の枠を越え、「実業」と「テクノロジー」の統合を目指します。
最初のステップは、既存のブランドや小売事業のM&Aを推進することです。これによりグループのロールアップを図り、ブランドの強化を目指します。また、統合後の成長を見越した経営システムの構築も重要なポイントです。これらの取り組みによって、どの業態でも成長を実現できる体制を整えていく計画です。
組織の整備と上場を見据えた体制強化
CommerceX HDは、上場に向けての管理体制の高度化にも力を入れています。財務や法務、内部統制などの強化を段階的に進め、各グループ会社の体制を統一・標準化することで、迅速なPMI(合併後の統合)を実現します。
さらに、CommerceX HDの中核であるクラウド基幹システム「RECORE」を一層強化し、リテール事業者の競争力を高めるためのDX基盤として機能させる方針も掲げています。これにより、業界全体のデジタルトランスフォーメーションを推進し、「次のコマースの当たり前」の実現を目指します。
多様な人材の採用とM&Aの拡充
資金調達によって得た資源を活用し、CommerceX HDは様々な領域での採用を積極的に進める予定です。プロダクト・エンジニアリングやカスタマーサクセス、ECコンサルティングの専門家を募り、次の成長フェーズを支える仲間を増やしていく方針です。
また、M&Aによる成長をさらに加速させるため、ブランド・小売業、リテールテック事業、EC運営支援など、多岐にわたる企業との連携を模索しています。今後、M&Aの再現可能性を高めることで、売上の最大10倍成長の実績を基にさらなる事業展開を図る考えです。
まとめ
CommerceXホールディングスは、今回の資金調達を契機に新しいステージへの移行を加速させ、リテール業界の活性化を図ります。彼らの目指す「次のコマースの当たり前」の実現に向けた挑戦が、今後どのように展開していくのか、ますます期待が寄せられています。