Zendeskが日本法人を設立しカスタマーサービスを強化へ
Zendeskが日本法人を設立
2013年2月28日、米国のカスタマーサービスソフトウェアのプロバイダーであるZendeskが日本法人「株式会社Zendesk」を設立した。この日本法人は、デンマーク、英国、オーストラリア、アイルランドに続く5番目の現地法人である。
Zendeskは、顧客サービスに関わる全ての問い合わせやコミュニケーションをクラウド上で一括管理できるシステムを提供しており、この特徴により企業の初期投資コストを抑えつつも、ニーズや規模に応じたカスタマイズが可能だ。特に、日本市場においては、社内のカスタマーサポートとセールス、マーケティング部門間での情報共有も実現している点が画期的で、マルチチャンネル対応が強みとなっている。
現在、Zendeskは世界140ヶ国で展開され、25,000以上の企業が同社のシステムを導入している。日本においては、2012年5月から日本語版のサービスが提供されており、既に100社が導入している実績がある。この背景には、日本が海外旅行者にとって最高のサービスを受けられる国に選ばれていることが影響している。日本の高いカスタマーサービスの質を146 社が選択する原動力となったのだ。
日本の顧客がソーシャルメディアを活用して問い合わせを行う傾向が米国の倍以上であることからも、Zendeskのサービスと日本市場の相性の良さが見込まれた。そのため、Zendeskはより良い顧客体験を提供するために必要なインフラを日本に整えることを決意した。
また、Zendeskの日本法人設立に伴い、ジャパンカントリーマネージャーに選ばれたのは國村寛氏。彼は2012年4月にZendeskに入社し、日本におけるセールスやビジネス開発の推進に貢献してきた経歴を持つ。他にも、カナダ拠点のApollo Studios社での職務経験など、国内外でのビジネスセンスを持ち合わせている。
今回の日本法人設立を背景に、Zendeskは今後も日本市場での拡大を目指し、2013年中にさらに7人のスタッフを採用する計画だ。これにより、優れた顧客満足度を追求したカスタマーサポートを日本に展開することを目的としている。
Zendeskについて
Zendeskは、組織の成長に必要な迅速で高品質なカスタマーサービスツールを提供するクラウド型カスタマーサービスソフトウェアの主要プロバイダーである。米国のXeroxやEvernote、Disneyなど、25,000社以上の顧客基盤を持ち、彼らの顧客や従業員との信頼関係を築いている。
2007年に設立されたZendeskは、多くの著名な投資家たちからの資金提供を受けて急速に成長してきた。最新のテクノロジーを活用して、より一層の顧客サービスの向上に努めている。詳細は公式ウェブサイトで確認可能だ。
日本におけるZendeskの挑戦は、カスタマーサービスの新たなスタンダードを構築する重要なステップと言えるだろう。
会社情報
- 会社名
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株式会社Zendesk
- 住所
- 東京都港区赤坂
- 電話番号
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