シェアダイン、料理人支援の新たな施策「公式パートナーシェフ制度」を始動

シェアダインが新制度を導入

日本発のグローバルキャリアプラットフォームを運営する株式会社シェアダインが、飲食事業者向けの新しい取り組みとして「公式パートナーシェフ制度」を2025年5月より導入することを発表しました。この制度は、スキルを持つ経験豊かな料理人を「公式パートナーシェフ」として迎え入れることで、サービスの品質向上を図るものです。

「公式パートナーシェフ制度」の内容

この制度は、シェアダインが提供するマッチングサービス「スポットシェフ」と料理人専用のキャリアプラットフォーム「シェフリンク」の強化を目指しています。公式パートナーシェフには以下の3つの役割が与えられます。
1) 現場支援: 飲食事業者に対し、高品質で安定したサービスを提供します。
2) キャリア支援: 料理人に向けて実践的な研修や技術指導、キャリアに関する相談を行い、自由なキャリア構築をサポートします。
3) サービス運営への参加: 現場の知見を活かし、サービスの改善や新機能の提案を行うことで、運営の課題に即したアプローチを実現します。

このように、料理人が単なるサービス提供者ではなく、共創パートナーとして運営にも関与することで、より信頼性の高いプラットフォームが形成されることを目指しています。

今後の展望

シェアダインは、公式パートナーシェフを首都圏以外の地域にも配置し、全国的なサービス強化を進める予定です。また、公式パートナーシェフによる研修プログラムの提供も計画しており、それにより若手料理人の育成を強化する方針です。この取り組みは、飲食業界全体の人材確保や育成を図ることにも貢献するとされています。

シェアダインとは？

2017年に設立された株式会社シェアダインは、現在、約2万人のシェフが登録する料理人のキャリアプラットフォームを運営しています。同社は「食の世界からソーシャルトランスフォーメーションを駆動する」という目標のもと、食産業を通じた社会の変革を実現しようとしています。

2024年には新たに「CHEFLINK」という料理人専用のSNSを提供開始すると発表しており、さらに海外でのキャリア支援を強化する「CHEFJOB」を展開することで、グローバルな事業展開を図っています。

持続可能な食産業のビジネスモデルを模索する中で、シェアダインの取り組みは、料理人一人ひとりが柔軟にキャリアを築ける環境づくりに寄与し、国内外の食産業の発展に大きな影響を与えることが期待されます。