新たな働き方を探るアニメ、その楽しさとは?
サイボウズが創業20周年を迎えるにあたり、彼らが取り組んできた働き方改革について考える機会が訪れました。昨年から社会全体で叫ばれる「働き方改革」ですが、実際には多くの企業が残業時間の削減と画一的な制度の導入にとどまり、本質的な働き方の見直しが行われていないのが現状です。こうした中で、サイボウズは自身の経験から、働く喜びや楽しさを求めるためのアプローチを提案しています。
働き方改革の必要性
日本の企業文化において、働き方改革は必要不可欠な要素です。サイボウズは2005年、離職率が28%に達したことを契機に、「100人いれば100通りの働き方を」がポリシーの一つとして認識されるよう努力を続けてきました。特に、企業側が求める結果が変わらないまま、従業員の働き方だけが制限されることに対する不満は、今も多くの職場で顕在化しています。これに対抗するため、従業員が自分自身の働き方や生活様式を見直し、より幸せに働くことができる環境を作ることが急務と言えるでしょう。
記念アニメの制作
そんな思いから、サイボウズは特別なアニメ制作を決定しました。人気クリエイターである内山勇士氏によるアニメーションが制作され、テーマは「働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。」です。アニメーションは全3話から成り、イソップ童話「アリとキリギリス」を基にした物語が展開されます。これにより、働き方の在り方を軽快な会話劇として描き出しています。また、第1話では残業について、第2話では女性の活躍、第3話ではイクメンの視点から、それぞれの課題を取り上げる形式となっています。
内山勇士のアプローチ
内山氏は日常の風景や人間の内面に焦点を当てる作風で知られており、その軽妙で軽やかな表現が多くの人に親しまれています。特に、彼の短編アニメは、笑いを通して社会の問題を考えるきっかけを提供してきました。今回のコラボレーションによって、働き方改革が企業や従業員にとって身近で楽しいテーマとなることを目指しています。
サイボウズの未来
サイボウズは今回のアニメ制作を通じて、働き方改革の本質に立ち返り、それを多くの人と共有したいと考えています。企業が従業員に求めることが変わらない中で、どうすれば皆が楽しく働ける環境を作れるのか、今後の課題として進めていきたいとのことです。
創業20周年を祝うこのアニメが、社会全体での働き方の見直しに貢献することを期待を抱いて見守っています。作品は特設サイトで公開中なので、ぜひご覧ください。
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