新しい時代のマスクは香りで気分をリフレッシュ！

香りカプセル付きマスクの誕生

新型コロナウイルスの流行が続く中、マスクはもはや日常生活に欠かせないアイテムとなりました。しかし、マスクの着用に伴う息苦しさや口臭によるストレスが、実に8割以上の人々から報告されています。特に、食事の後に再度マスクを着ける際に気になる匂いは、多くの人にとって悩みの種です。調査によれば、半数以上の人が口臭を気にすることがあると答えており、口臭対策が必要であることが明らかになりました。

このような背景を受け、三生医薬はアイリスオーヤマ株式会社と協力し、香りカプセル付きの「メントールマスク」を開発しました。この新しいマスクは、6種類の香り付きカプセルを自由に潰すことで、香りの強さや持続時間をカスタマイズできるのが最大の特徴です。

開発の背景と工夫

これまでの香り付きマスクは、香料が不織布に練り込まれたり、表面に塗布されていたため、香りの量は一定で個々の好みに合わせることができませんでした。しかし、今回の香りカプセル技術はこの問題を解決しました。具体的には、カプセルの破損強度やマスク内の湿度に強い皮膜の調整が難航しましたが、最終的には違和感のないカプセルサイズの開発に成功しました。このカプセルを潰すことで、使用者は自分の好みの香りを楽しむことができます。

開発担当者の鈴木智也氏は「香りは人により不快に感じることもあるため、慎重に選定しました。カプセルがもたらす新鮮な香りで、使用者により良い体験を提供することが目標です」と語っています。

香りマスクの意外な人気

発表当初、カプセルの数は4粒でしたが、ユーザーからの要望を受けて6粒に増加。これにより、さらに自由な香り楽しみ方が可能になりました。なんと、1粒あたり約2時間香りが持続するため、一日中フレッシュな状態をキープできます。

意外なことに、男性からの支持が高まっており、会議中の眠気覚ましや口臭ケアを目的とした利用が多いのです。これまで女性向けとされていた香り付きマスクの人気が、時代のニーズとともに広がっていることを示しています。