岐阜県海津市の高校生とTIKKERが共同開発したスイーツ
2024年8月11日、岐阜県海津市で特別なスイーツが誕生しました。それは、全国的に名高い特産品「南濃みかん」をふんだんに使用した「全力みかんのKAIMEIスイーツ」。海津明誠高校のビジネス情報科の学生たちが、地域の活性化を目指して特別なスイーツを企画・開発し、地元のカフェ「TIKKER(ティッケル)」と協力して実現した一品です。
特産みかんの魅力を伝えたい
南濃みかんは、明治時代から海津市で栽培が始まり、地域を象徴する果物として親しまれています。その淡い甘さと豊かな風味は、フレッシュなままでも楽しめるだけでなく、その加工品としても評価されています。海津明誠高校の生徒たちは、地元で育まれたこの特産品の魅力を広めたいという強い思いを持ってプロジェクトに取り組んでいました。
コンセプトから実現まで
このスイーツの開発は、海津明誠高校のビジネス情報科の学生たちの手により始まりました。彼らは、南濃みかんの新しい魅力を引き出すためや、訪れる人々に親しみやすい商品を作るため、アイデアを出し合い、何度も試作を重ねました。地域の人々が集まる海津夏祭りでの販売を目指し、彼らは全力で準備を進めました。
様々なスイーツを展開
実際に販売された「全力みかんのKAIMEIスイーツ」には、いくつかのバリエーションがありました。
1.
全力みかんのKAIMEI氷:みかんを贅沢に使用した氷は、夏にぴったりな爽やかな口当たり。
2.
全力みかんのKAIMEIタルト:南濃みかんと白桃がマスカルポーネチーズと共に調和されたタルト。
3.
全力みかんのKAIMEI杏仁:本格杏仁豆腐に南濃みかんのゼリーを合わせた贅沢なスイーツ。
これらのスイーツは、どれも生徒たちの情熱と創意工夫の結晶。特に、タルトは生徒たち自身が盛り付けを考え、SNSで投票された結果によって決定されました。
参加した学生の思い
海津明誠高校の生徒たちは、このプロジェクトを通じて地域貢献の重要性を強く感じました。彼らの一人は、「南濃みかんを多くの人に楽しんでもらえることが嬉しい。地域への理解を深めることができた」とコメント。また、TIKKERの代表も「生徒たちとの共同開発は刺激的で、地域の魅力を引き出す機会になった」と語り、その結果として素晴らしいスイーツが生まれたことに感謝の意を示しました。
今後の展望
TIKKERは今後、コンビニとの共同開発商品や地域サロンでの子供食堂の実施など、多角的に地域貢献活動を進める意向を持っています。また、海津明誠高校との連携を強化し、さらに多くのプロジェクトを展開する予定です。
このように、海津市の特産品を活かした新たなスイーツが誕生した背景には、地域を愛する思いとその思いを実現するために尽力した高校生たちの姿があります。今後も彼らの挑戦が広がっていくことを期待しています。