杭州のデジタルスタジオ
2022-03-31 16:59:37

中国初!商業施設に併設されたデジタルファブリケーションスタジオ誕生

杭州に誕生した新たなクリエイティブ拠点



2022年3月、中国・杭州に新しい商業施設が誕生しました。その名も「天目里(てんむうり)」です。これは、総合アートパークとして約23万平方メートルもの広大な敷地を誇り、ショッピングエリア、博物館、ミュージアムショップ、オフィスビル、飲食店など多様な施設が集まっています。設計を手掛けたのは、世界的に有名な建築家、レンゾ・ピアノ。彼のデザインによって、訪れる人々を魅了する空間が創出されています。

続いて、この天目里に併設された中国初の商業施設型デジタルファブリケーションスタジオ「B1OCK(ぶろっく)」が注目を集めています。9階に位置するこのスタジオは、「B1OCK Lab(ぶろっくらぼ)」として知られ、商業施設に付随したパーソナルカスタマイズセンターを提供しています。特に地域のクリエイターや企業に向けたプロトタイピング、少量多品種生産の拠点として重要な役割を果たすのです。

スタジオには、最新のデジタルファブリケーション機器が揃い、様々なカスタマイズやプロトタイプ制作を実現しています。具体的には、レーザーカッターやUVプリンター、樹脂積層型3Dプリンター、刺しゅうミシンなど、必要な機材が充実しています。これにより、クリエイターたちは独自のアイデアを形にすることができ、新たなビジネスモデルを構築するチャンスが提供されるのです。

デジタルファブリケーション協会は、B1OCK Labの運営を通じて、地域の活性化に貢献することを目指しています。また、利用者の多様なニーズに応じた企画開発にも力を入れ、クリエイティブなエコシステムを育んでいく意向です。商業施設や地域の企業との連携を強化し、持続可能な開発を推進しています。

コラボレーションによる新たな可能性



このプロジェクトの実現には、さまざまな事業パートナーの協力が欠かせません。江南布衣や慧展科技(杭州)有限公司といった企業が参加しており、それぞれの専門知識を活かして協働することで、B1OCK Labの機能をさらに充実させています。

提供されるサービスには、パーソナルカスタマイズ、ロイヤルカスタマイズ、プロトタイピング支援、少量多品種生産があります。これにより、訪れる人々は単なるショッピングを超えて、自分の手で作品を創り出す喜びを得ることができるのです。

これからの展望



デジタルファブリケーション協会は、今後も新しいサービスの展開や機器の追加を行い、利用者にとってより充実した環境を提供する予定です。また、工房機能を活用した企画開発を推進し、地域のクリエイターと密接に連携していく方針です。

天目里のB1OCK Labがどのように地域社会を巻き込み、クリエイティブななかで生み出される作品がどのように人々の生活を豊かにしていくのか、新たな動きに注目が集まります。

公式サイト: B1OCK

デジタルファブリケーション協会に関する詳細情報は、こちら

会社情報

会社名
株式会社デジタルファブリケーション協会
住所
東京都千代田区神田錦町3-20アイゼンビル2F
電話番号
03-5577-6959

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