トヨタ・ランドクルーザー開発者が魅せるラリー車への情熱

トヨタ・ランドクルーザー開発者が描くラリーの魅力

6月14日(土)の夜9時より放送されるBS日テレの「おぎやはぎの愛車遍歴」では、特別ゲストとしてトヨタ・ランドクルーザーの開発責任者である小鑓貞嘉さんが登場します。この回の見どころは、彼が愛してやまないラリーカーに焦点を当て、彼の自動車人生を深く掘り下げていくことです。

ラリーカーとの運命的な出会い

小鑓さんは1985年にトヨタに入社し、長年にわたり同社で幅広い経験をしました。ハイラックスから始まり、最終的にはランドクルーザーの開発責任者として「Mr.ランドクルーザー」とも称されていますが、彼の車への情熱は、特にラリーカーに向けられています。学生時代からラリーにどっぷりとハマり、さまざまな経験を重ねてきた小鑓さんは、「クルマは競技のために存在する」という信念を持っています。

番組内で語られる彼の最初の愛車は、初代トヨタ・カリーナ。大学時代にバイト代を工面しながら、この車をラリー仕様にカスタマイズしていったのです。そこで得た経験が、彼のクルマ作りへの情熱を育むことになります。

クルマ選びの理念

小鑓さんのクルマ選びは非常に理論的です。「惚れて買ったというよりも、スペックを重視する」と彼は言います。競技において1秒でも速く走るための選択をする彼の姿勢は、MCのおぎやはぎ・矢作兼を唸らせるほどです。ラリーという競技の特性上、美しさやデザインよりも、性能重視のチョイスを貫いています。これにより、彼は多くのプロフェッショナルとは一線を画した存在となっています。

ラリーに賭けた情熱

学生時代の耳を傾ける彼のラリーに対する情熱は、単なる嗜好を超えています。小鑓さんは、ハイラックスの設計に続き、カローラ・レビンやセリカGT-FOURといった車両でもラリーに挑み続けました。特に四駆のセリカは、オフロードでの走行を考慮した結果の必然ともいえます。「年間500万円は使っていますね」と語る彼の言葉からは、自らの趣味にかける熱意と並々ならぬ努力が感じられます。食費を削り、ローンを組んでまでしてラリーを楽しむ姿勢は、感動を誘います。

仕事と趣味の境界

31歳の時、小鑓さんは大きな決断を下します。それは、趣味と仕事を分けないというもの。自らの情熱に忠実であることが、彼の強さの源泉です。それにもかかわらず、番組内では意外にもランドクルーザーについての話は少なく、小鑓さんの熱いラリーカーへの愛情が前面に出てくる展開は、視聴者に新鮮な驚きを提供することでしょう。ゲストやMCの反応も楽しい瞬間を生み出します。

この放送を通じて、ラリー車の魅力と小鑓さんの人生の物語をぜひ体感してください。今後、ランクル特集も予定されているようなので、ますます目が離せなくなりそうです。

番組名: おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!
放送日時: 毎週土曜夜9時～9時54分
放送局: BS日テレ
出演者: おぎやはぎ、今井優杏（自動車ジャーナリスト）
ゲスト: 小鑓貞嘉(元トヨタランドクルーザー開発者)
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