ニュース:NPO法人ReBitが休眠預金を活用したLGBTQ支援事業を開始
近年、社会におけるLGBTQの権利向上が求められる中、認定NPO法人ReBitが新たな一歩を踏み出しました。東京・渋谷に本拠を持つこの団体は、エティックと共同で「2024年度通常枠<第2回>」の休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として選ばれました。このプロジェクトは、すべての人々が性のあり方によって差別されることなく生きられる地域社会の実現を目指しています。
事業概要
新たに開始される事業、通称「LGBTQ/SOGIEインクルーシブな社会づくり推進事業」では、全国的にLGBTQ支援や啓発活動を行う団体に対する資金的および非資金的支援が提供されます。事業期間は2025年9月から2028年2月までで、約5ヶ月の間に5〜6団体が選定され、各団体には1,200万から3,000万円の助成金が支給されます。
背景:多様性の重要性
LGBTQに関する調査によると、日本国内の約3〜10%がLGBTQに該当します。その中で、多くの人が学校や職場などでいじめやハラスメントに遭っていることが明らかになっています。秋に制定された「LGBT理解増進法」は、自治体や企業、学校がこれらの問題解決に向けて取り組む必要性を明示しており、今後ますますの実践が求められています。
事業の目的
本事業では、地域に根差したLGBTQ支援活動に重点を置き、資金的支援を通じて組織の基盤を強化します。これにより、ダイバーシティを尊重する環境を整え、地域やテーマを越えた協働の促進を図ります。具体的には、地域でLGBTQに対する理解を深める教育プログラムや、相談支援の場を提供する団体が対象となります。
公募について
2025年の公募開始に向けて、オンラインでの説明会や全体質問会が開催される予定です。参加を検討している団体はぜひ応募を検討してください。説明会は2025年4月28日、すべての参加者の質問に応える全体質問会は5月8日に行われます。詳細情報は公式サイトにて随時更新される予定です。
まとめ
この新事業は、LGBTQコミュニティの挑戦に対する社会全体の理解を促進することを目的としています。ReBitとエティックが共に取り組むことで、より良い未来を創造し、誰もがありのままで生きられる社会の実現が期待されます。興味のある方はぜひ、関連情報や公募要項を確認してください。