石川県の広報活動がACC TOKYO CREATIVITY AWARDSで総務大臣賞受賞
石川県の「応援消費おねがいプロジェクト」が、2025年第65回ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSにおいて、能登半島地震に関連する広報活動でマーケティング・エフェクティブネス部門の最高賞である総務大臣賞/ACCグランプリを受賞しました。この受賞は、2001年以降、石川県内の企業や自治体による初めての快挙となります。
プロジェクトの背景と目的
能登半島地震により、多くの被災者が不安を抱える中、石川県では迅速かつ効果的な情報発信が求められました。このプロジェクトの核となるのは、SNSや動画を駆使し、リアルタイムで必要な情報を届けるための「プッシュ型」発信戦略です。これにより、興味を持った地域の人々に対して、接触機会を増やすことができました。
具体的な取り組み
具体的には、以下のような取り組みが行われました:
- - SNSと動画の活用:例えば、TwitterやInstagramなどで定期的に最新情報を発信し、またYouTubeを活用して解説動画を公開。それにより、視覚的にも分かりやすい形で情報を提供しました。
- - ロゴマークの無料ダウンロード:プロジェクトの一環として「応援消費おねがいプロジェクト」のロゴマークを誰でも無料で利用できるようにし、広く能登地域を応援する行動を促しました。これによって多くの人々が食や旅行を通じて能登をサポートすることが可能となりました。
次世代に向けた準備
また、次に来るであろう大災害に備えるため、能登半島地震から得た経験やノウハウを基にしたガイドブックが作成され、他の自治体や企業と共有されています。このガイドブックは、今後の危機管理に役立つ内容となっており、具体的な初動検証の報告も行われています。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSについて
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、1961年から開催されている日本最大級のクリエイティブアワードです。もともとはテレビやラジオCMの質の向上を目的としていましたが、2017年からは対象を広げ、様々なクリエイティブな領域に焦点を当てるようになりました。総務大臣賞/ACCグランプリは、クリエイティブ業界での重要な目標であり、多くの広告関連関係者が夢見る栄誉です。
公式サイトによると、今後のアワードにも期待が高まります。受賞したプロジェクトがどのように地域や社会にインパクトを与えているのか、引き続き注目していきたいところです。