小野ダスキンが誇る障害者雇用の取り組み
株式会社小野ダスキンは、令和7年度の「障害者雇用優良事業所等表彰」において厚生労働大臣表彰を受けました。この表彰は、障害者の雇用を推進する事業所に与えられ、全国で7社が選出されました。小野ダスキンは、家庭やオフィス、店舗で使用されるマットや化成品の製造を行う株式会社ダスキンの子会社です。
受賞の背景
表彰は毎年9月の障害者雇用支援月間に合わせて行われ、小野ダスキンは障害者雇用への取り組みを強化してきました。鈴木琢社長は、障がいをもつ従業員の高齢化や法定雇用率の引き上げを契機に、雇用環境の整備に取り組みました。その結果、今後法定雇用率が引き上げられる中、同社は4.07%を達成しました。この数字は、法定基準の1.6倍以上に相当します。
具体的な取り組み
小野ダスキンでは、障害者のための様々な活動を行っています。具体的には、以下のような取り組みがあります。
- - 特別支援学校との連携を図り、就業実習の受け入れや工場見学を実施。
- - 採用前に業務体験を通じて適性判断を行い、採用後も継続的にサポート。
- - 本人だけでなく、家族や支援機関とも連携を取り、細やかな配慮を行います。
これらの活動は、鈴木社長が創業者の理念を継承し、人間を育てることを企業の理念とする中で実施されています。彼は、個々の能力を最大限に活かし、地域社会に貢献し続けることを目指しています。
表彰式の様子
先日、東京都の丸ビルホールで行われた表彰式では、鈴木社長が華やかな場で賞を受け取る姿が印象的でした。この受賞は、小野ダスキンの障害者雇用への真摯な取り組みが評価された結果です。
会社概要と雇用実績
- - 会社名: 株式会社小野ダスキン
- - 代表者: 代表取締役社長 鈴木琢
- - 所在地: 兵庫県小野市粟生町字大畑1936番55
- - 設立: 1984年6月1日
- - 資本金: 2億円
- - 従業員数: 136名(2025年5月31日現在)
小野ダスキンは、障害者の雇用率を2023年の3.94%から、来年2024年には4.07%に引き上げる計画で、さらに積極的な雇用を進めています。このように、同社は地域のニーズに応じた持続可能な雇用環境を構築し、社会全体の福祉向上に寄与する企業としての役割を果たしています。
今後の展望
今後も小野ダスキンは、地域の特別支援学校やハローワークとの連携を強化し、障がい者の雇用を推進していく方針です。彼らの取り組みが、今後どう社会に影響を与えていくのか、引き続き注目されるところです。