オーガニックエタノールの誕生
2019-11-18 15:45:36

ファーメンステーション、日本初のオーガニックエタノールを製造販売開始

日本初のオーガニックエタノール製造を開始



ファーメンステーションが、この度オーガニック認証を取得したエタノールの製造・販売を開始しました。これにより、同社の製品は化粧品やアロマ製品など、さまざまな分野での活用が期待されています。今回はその詳細についてお伝えします。

オーガニック米を使用したエタノール



ファーメンステーションは、2019年12月より、岩手県奥州市胆沢で栽培されたJAS有機のオーガニック米を利用してエタノールの製造を行っています。これまでにも余剰水田などを利用したサステナブルな農業に尽力してきた同社ですが、オーガニック認証を取得したエタノールは、国内や世界でも数少ない存在です。

エタノールは主に化粧品や子供用防虫スプレー等の成分として幅広く利用されていますが、オーガニック認証があることで、消費者にとってより安全で信頼できる製品としての位置づけが強まります。特に、サステナビリティやトレーサビリティが注目される中で、国産のオーガニックエタノールがもたらす価値感は、ますます重要になっていくでしょう。

機能性のある副産物の活用



エタノール製造過程で得られる米もろみ粕は、保湿効果の高いセラミドを含む化粧品原料としても注目されています。同社はこの蒸留粕もオーガニック認証を取得しており、製品の多様な活用が見込まれています。

ライフサイクルに配慮した取り組み



ファーメンステーションでは製造工程でゴミを一切出さないように努めており、蒸留粕の一部は近隣の養鶏農家や畜産農家に飼料として提供しています。これによって地域循環型のサステナブルな生産システムが構築されています。事業を通じて、環境への負荷を低減しつつ、地域経済にも貢献しています。

新製品の展開



同社はエタノールや米もろみ粕を利用した製品も展開しています。洗顔石けんやアロマスプレーといった製品は、自社のオンラインショップや百貨店で提供され、今後はすべてオーガニック認証を取得した原材料を使用する予定です。

サステナブルな未来へ



ファーメンステーションは「発酵で楽しい社会を」をミッションに掲げ、発酵技術を活用した循環型社会の実現を目指しています。岩手県奥州市での取り組みを通じて、大手化粧品メーカーへの製品供給だけでなく、観光を通じた地域の発展にも寄与しているのです。

今後も日本のサステナブル業界において、ファーメンステーションの活動にも注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社ファーメンステーション
住所
東京都墨田区東駒形2丁目20-2
電話番号

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