新進気鋭のニットブランド「Mebuki」
2021-05-06 10:10:01

群馬県太田市から始まった新進気鋭のニットブランド「Mebuki」の挑戦

群馬県太田市から始まった新進気鋭のニットブランド「Mebuki」の挑戦



群馬県太田市はかつてニット産業で名を馳せましたが、時代の流れにより、その活気は失われつつありました。しかし、この地で活動する若者たちがその技術と伝統を再興すべく立ち上がりました。22歳の小田幸村さんと21歳の亀田修哉さんの二人は、地域のニットブランド「OTA KNIT」に触発され、ドメスティックブランド「Mebuki」を設立しました。

プロジェクトの始まり



二人は、株式会社マウンテンディアーの協力の下、群馬の誇るニット技術を利用し、ニット産業の未来を切り拓こうとしています。サポートを受けながら、デザイン、ブランドディレクション、マーケティングを主導し、企業内の3者協力によって新たな風を吹き込んでいます。これにより、進化したニットの形を提供することを目指しています。

「Mebuki」の立ち上げには、群馬のニット文化を脈々と受け継ぎ、さらに進化させたいという強い想いが込められています。彼らは、地域のアイデンティティを大切にしながら、常識を打ち破る挑戦を続けています。

サスティナブルな製法



「Mebuki」のニットは、ホールガーメント製法を採用しており、これにより生まれる美しいシルエットと快適な着心地が特徴です。この製法は、一着全体を丸ごと編み上げるため、生地を無駄にすることなく、環境にも配慮したものです。従来のニットでは約30%の端材が発生していましたが、ホールガーメントではそのカットロスを無くすことが可能です。こうした取り組みは、ファッション業界全体が抱える環境問題の解決にも寄与しています。

生産は、群馬県内の生産量ナンバーワンを誇る株式会社イノウエの協力を得ており、地域の技術を積極的に活用しています。このような連携により、地元産業の活性化を実現しつつ、顧客には高品質な製品を届けています。

商品ラインナップ



「Mebuki」では、持続可能性とデザイン性を両立させた商品を展開しています。例えば、

2WAY HENRY NECK


  • - : スカイブルー、ブラウン、カーキ
  • - 素材: コットン53%、ポリエステル47%
  • - 価格: 11,750円(税込)
このアイテムは、前後どちらで着用できるユニークなデザインが特徴で、ほんのりツヤ感のある高級コットンを使用しています。肌触りが良く、夏の暑い時期でも快適に過ごせます。

SEE THROUGH VEST


  • - : ブラウン、カーキ、生成り
  • - 素材: コットン100%
  • - 価格: 13,450円(税込)
このベストは軽やかな仕上がりで、多様なコーディネートが楽しめます。サイドボタンによる着こなしの幅が広がり、オールシーズン活躍するアイテムです。

未来への誓い



「Mebuki」は自らのブランドを通じて、群馬県太田市のニット産業を再生し、後世に繋げる重要な役割を果たしています。若者たちが立ち上げたこのプロジェクトは、地域の活性化と新たなファッションの可能性を提示するものです。

若手の力が織りなす未来のニット文化は、どのように進化していくのでしょうか。これからの「Mebuki」の活動から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社マウンテンディアー
住所
群馬県太田市富沢町239-6
電話番号
0276-55-5205

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