OPSWATとネットワンパートナーズ、日本初となるCIPラボを東京に開設

OPSWATとネットワンパートナーズ、日本初となるCIPラボを東京に開設



世界的なサイバーセキュリティ企業であるOPSWATと、日本のITディストリビューター大手であるネットワンパートナーズは、この度、東京に日本初の重要インフラ保護(CIP)ラボを開設しました。このラボは、ネットワンシステムズの施設内に設置され、OT(Operational Technology)データフローのマッピングや、OPSWATが提供する先進的なサイバーセキュリティソリューションのデモンストレーションなどが行われます。

なぜCIPラボが必要なのか?



現代社会の基盤を支える重要インフラは、サイバー攻撃の格好の標的となっています。特に、産業制御システム(ICS)を標的とした攻撃は増加の一途を辿っており、ゼロデイ攻撃など高度な脅威への対策が急務となっています。CIPラボは、こうした脅威から重要インフラを守るための技術やノウハウを習得し、共有するための重要な拠点となります。

CIPラボの役割



CIPラボでは、OPSWATのゼロトラスト・ソリューションを中心に、様々なサイバーセキュリティ技術が紹介されます。具体的には、マルウェアやゼロデイ攻撃の検出・分析・軽減に関する技術デモや、顧客の環境に合わせた脅威対策に関するコンサルティングなどが行われます。また、OPSWATの顧客、パートナー企業、そして社員のための貴重なトレーニングハブとしても機能します。

OPSWATのゼロトラスト・ソリューションは、重要インフラにおけるデータ、ファイル、デバイスアクセスを保護し、サイバー攻撃による被害を最小限に抑えることを目指しています。最新の技術とプロセス、ハードウェアスキャンなどを活用し、公共部門と民間部門の両方の組織を保護します。

企業双方の期待



OPSWAT Japan株式会社取締役社長の高松篤史氏は、増加するICSへの脅威と、CIPラボ設立が重要インフラ分野におけるサイバーセキュリティ強化への貢献を強調しました。一方、ネットワンパートナーズ株式会社代表取締役社長の田中拓也氏は、CIPラボがデモ施設であると同時に、OPSWAT、ネットワンパートナーズ、そしてパートナー企業間の共創の場となり、製造、ユーティリティ、公共など、OTセキュリティニーズの高い市場開拓に繋がることを期待していると述べています。

今後の展開



東京のCIPラボは、Security Days 2023などの業界イベントでも展示される予定です。その後は、ネットワンシステムズの施設で、デモンストレーションやトレーニングが継続的に提供されます。OPSWATは、今回のCIPラボ開設を機に、日本市場におけるプレゼンスをさらに拡大し、ゼロトラスト・ソリューションに対する需要の高まりに応えていくとしています。

OPSWATについて



OPSWATは、IT、OT、ICSといった重要インフラのサイバーセキュリティソリューションを提供するグローバルリーダーです。Deep CDR(Deep Content Disarm and Reconstruction)技術など、高度な技術を用いて、世界中の基幹組織をマルウェアやゼロデイ攻撃から守っています。金融サービス、防衛、製造など、幅広い業界の1500社以上がOPSWATのソリューションを信頼しています。

まとめ



OPSWATとネットワンパートナーズによる日本初のCIPラボ開設は、日本の重要インフラのサイバーセキュリティ強化に大きく貢献する一歩となるでしょう。今後、このラボが日本のサイバーセキュリティ業界の発展にどのように寄与していくのか、注目が集まります。

会社情報

会社名
OPSWAT Japan株式会社
住所
東京都千代田区大手町1丁目7番2号
電話番号

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