グルンドフォスが50周年を迎え新たにCRポンプシリーズ新モデルを投入

グルンドフォスの新世代CRポンプの展望

グルンドフォスが、CRポンプシリーズの発売50周年を記念して新たに解禁したモデル、CR255。これは、これまでのポンプ技術における革新の象徴です。この新しい立形多段うず巻ポンプは、最大280ｍの揚程と366㎥/h（10,000人分の水供給相当）の流量を提供します。これにより、特に製造業や水処理業界において、効果的な水とエネルギーの管理を実現し、さらなる効率化が期待できます。

CRポンプシリーズの特徴

CRポンプは、世界初の立形多段うず巻ポンプとして誕生して以来、350万台以上が全世界の工業分野で利用されています。グルンドフォスでは、水処理や給水だけでなく、高圧・高温の液体処理、生産過程における大流量、さらには危険性や腐食性に備えた用途まで、幅広く対応しています。特に製造業は、日本の経済において重要な役割を果たし、2019年にはGDPの約20%を占めているため、この新世代が持つポテンシャルは計り知れません。

エネルギー効率とコストパフォーマンスの向上

新世代CRシリーズは、エネルギー効率を上げるために、インペラやガイドベーン、吸込み口、吐出し口の設計を最適化しています。その結果、業界トップクラスのエネルギー効率を実現しました。実際、ポンプのライフサイクルコストの90％は電力消費が占めているため、エネルギー使用量の削減がコスト削減に直結します。

信頼性とメンテナンス性の向上

特に注目すべきは、その信頼性と耐久性です。新しいCRポンプは、最新のシミュレーション技術と高品質な材料、試験技術を駆使して製造されています。これにより、従来モデル以上の耐久性を持つことが可能になり、故障のリスクも軽減されます。加えて、ポンプ状態を常時監視し、異常を警告する機能も搭載され、メンテナンスの手間も大幅に減少します。

モジュール化と豊富なオプション

新世代シリーズでは、カスタマイズ性が大幅に向上しました。数百万通りのバリエーションを持ち、さまざまな産業の要求に応える仕様を提供できる点が特長です。このような柔軟性により、企業が直面する多様なニーズに対して、最適なソリューションを提案できます。

エリック・ライ氏のコメント

グルンドフォスのアジア太平洋地域のインダストリーセールスディレクター、エリック・ライ氏は、「新世代CRポンプは、1970年代から続く革新の成果であり、今でも急成長する工業分野において競争力を持つためのキーアイテムです」と語っています。その信頼性と効率性を誇るこのポンプを導入することで、企業はより少ない資源で高い成果を上げることが可能になると自信を示しました。

詳細については、特設サイトをご覧ください。グルンドフォスCRシリーズ特設サイト