株式会社MILIZEとLangGeniusの新たな提携
株式会社MILIZE(東京都港区)が2024年11月20日、生成AIアプリ開発プラットフォーム「Dify」を運営するLangGenius, Inc.と販売・開発パートナー契約を締結しました。この契約は、急速に進展する生成AIの活用を企業がより簡単に導入できるようにすることを目的としています。
生成AIの課題と「Dify」の役割
近年、生成AIの技術は様々な分野での導入が進んでいますが、実際にはその運用やカスタマイズ、システム統合に多くの課題が残されています。ここで「Dify」が登場します。このプラットフォームは、ノーコードで大規模言語モデル(LLM)を利用したアプリ開発を可能にし、複雑な業務プロセスの自動化を迅速かつ簡単に行えるようにします。
「テクノロジーで金融を民主化する」というミッションのもと、MILIZEは深い専門性を持ち、AI技術の導入によって効率化や省力化を推進してきました。これにより、Difyの柔軟なカスタマイズ機能と効率的運用支援機能がMILIZEと高い親和性を持つことが、今回の提携の重要なポイントとなっています。
提携による新たな展開
MILIZEは、Difyのエンタープライズ版の販売代理を国内で推進し、さらに自社で「Milize Agent」という自律型AIワークフロー構築プラットフォームも開発・提供します。このプラットフォームは、金融機関や企業の特有なニーズに柔軟に対応し、業務プロセスの最適化を図ることができます。
提携により、LLMモデルの最適化や知識構築の支援を行い、チャット形式だけでなく複雑な業務に対応するAIエージェントの開発を促進していきます。
Milize Agentの機能
Milize Agentは、LLMを用いて自動的に複数のタスクを解決するプラットフォームです。OSSのAI開発プラットフォーム「Dify」を基にしたこのサービスは、業務フローを業務目的に応じて自律的に管理し、実務に活用できる機能を備えています。主な機能には以下のようなものがあります。
- - 提案書エージェント: 議事録から顧客の課題を抽出し、提案ストーリーを作成。
- - プレスリリースエージェント: リリース内容の整理や市場ニーズの調査、文書作成などを支援。
- - QAチャットエージェント: Q&A表や知識を基に適切なアドバイスを提供。
- - 銀行融資エージェント: 企業情報の取得や融資可否判断などを自動で実施。
さらなる展望
MILIZEとLangGeniusが手を組むことにより、金融業界をはじめとするさまざまな分野でのAIの活用が進むことでしょう。両社の技術や知見を融合させ、業界全体の業務効率化を目指して新たな道を切り拓いていく取り組みが期待されます。
株式会社MILIZEの紹介
株式会社MILIZEは2009年に設立され、金融工学やAI研究、フィンテックツールの開発を行っています。企業の新ビジネス創出やマーケティング支援にも携わり、持続可能な社会貢献を目指しています。
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