カゴメと鉾田市の連携で地域の野菜摂取改善を目指す

カゴメと鉾田市の官民連携が生んだ野菜摂取の改善

茨城県の鉾田市とカゴメ株式会社が共に取り組む『野菜をきっかけとしたふるさと意識醸成事業』は、市民の健康と地域の課題を解決することを目的としています。この事業は、カゴメが持つ「野菜」の強みと、鉾田市が抱える健康意識の課題を結びつけたもので、具体的な施策や調査を通じて効果を上げています。

鉾田市の特徴

鉾田市は、茨城県南東部に位置し、約46,000人の人口を有し、農業が盛んな地域です。ここでは、野菜の生産が特に重要で、10年連続で全国一の野菜産出額を誇ります。鍋で煮込む野菜や新鮮な地元産の野菜は、多くの市民に愛されています。

しかし、近年の調査ではメタボリックシンドロームを抱える市民の野菜摂取レベルが低いことが明らかになりました。そこで、鉾田市の健康増進課とカゴメは、共に野菜摂取を促進する施策を実施し、健康意識の向上を目指すことにしました。

具体的施策の展開

ここで取り組んでいるのが、カゴメが開発した非侵襲皮膚カロテノイド測定器『ベジチェック®』です。この機器を利用し、参加者の野菜摂取状況を把握する試みが行われています。健診会場での任意測定を通じて、多くの市民に野菜の重要性を伝えています。

また、野菜に関するレシピコンテストやレシピ集の策定、市内イベントでの野菜摂取レベルの測定会も行われており、参加者たちは健康的な食生活を見直す機会を得ています。