長崎県指定無形文化財 十四代 平戸悦山 今村均 白磁展
そごう千葉店では、2024年[月]月[日]日から[月]月[日]まで、長崎県指定無形文化財の十四代 平戸悦山 今村均氏の白磁展を開催いたします。
今村均氏は、1942年長崎県生まれ。1961年から陶芸家 高鶴夏山氏に師事し、二代悦山・今村鹿男氏の指導を受けました。
氏は、伝統的な三川内焼の技法を受け継ぎながらも、現代的な感性を融合させた独自の白磁作品を制作しています。
今回の展覧会では、虫の鳴き声を表現した「虫かご」シリーズや、白磁の美しさを際立たせた花器、香炉など、様々な作品が展示されます。
特に注目すべきは、虫かごシリーズです。
虫の鳴き声を楽しむ文化に着想し制作されたこのシリーズは、土台を轆轤(ろくろ)づくりし、足となる部分を彫刻、かごの中の茄子や鈴虫は指先を使って丁寧に作り上げられています。
細さ約2ミリの竹ひご状にのばした粘土を周囲約70本で丸屋根の柱にし、屋根の籠目文様は透かし彫技法で表現されています。
成形から焼き上げまでの全ての収縮を目算し一体で焼き上げる技術は、長年の経験と技術の積み重ねによって培われたものです。
また、今村氏の作品は、国内外で高く評価されており、数々の美術館に収蔵されています。
今回の展覧会は、伝統的な白磁の美しさ、そして作り手の情熱を感じることができる貴重な機会です。
ぜひ、この機会にそごう千葉店へ足をお運びください。
展示作品
白磁細工「虫かご」籠目、雌雄蟋蟀、茄子径18×高さ21cm 8,800,000円
白磁細工「虫かご」籠目、番い鈴虫、茄子径12×高さ14.5cm 4,950,000円
白磁細工白龍玉径22×奥行20×高さ24.5cm 3,850,000円
白磁細工 蓮径25×高さ18cm 1,650,000円 白磁、青磁(台皿)
白磁細工「虫かご」蝶・菊径8.5×高9.8cm 1,980,000円
菊置きこまつなぎ香炉径10.4×高さ11cm 275,000円
蜂巣香合幅6.7×奥行6.7×高3.5cm 517,000円
菊尽しボンボン入れ径10.5×高さ8.5cm 385,000円
菊摘み蓋付煎茶5客揃、茶托付 330,000円 蓋:径9.6×高さ2.8cm 碗:径8.8×高さ5.1cm 茶托:径12.3×高さ3cm
郷土玩具「舌出三番叟(しただしさんばそう)人形」 大:高12㎝、小:高11㎝ 各33,000円
ランプシェード蕾化粧箱径15×高19cm 49,500円
白磁細工菊花飾花器径20×高14.5 cm 495,000円
菊詰振出径8×高さ6.5cm 385,000円 仕覆:花籠立華文綾織/鈴木時代裂研究所 鈴木一弘謹製
「舌出し猫 白磁」共箱径5×高12cm 各55,000円
* 七宝透かし彫り茶香炉幅8×奥行8×高8.3 cm 27,500円
会期: [月]月[日]~[月]月[日]
会場: そごう千葉店 [階]階 美術画廊
営業時間: [時間]~[時間]
休館日: [曜日]
問い合わせ: そごう千葉店 美術画廊 [電話番号]
アクセス: JR千葉駅直結
十四代 平戸悦山 今村均氏について
1942年 長崎県東彼杵郡折尾瀬村(現・佐世保市三川内町)生まれ。
1961年 陶技術向上のため 上野(あがの)焼 陶芸家 高鶴夏山に師事一二代悦山・今村鹿男の指導を受ける。
1993年 『菊摘手桶水指』 長崎県立美術博物館 収蔵。
2006年 『Lotus』リチャードジノリ陶磁器美術館 収蔵 /イタリア・フィレンツェ。
2010年 「14°Hirado Etuzan」サンロッコ教会にて個展/イタリア・ピエモンテ州 ゲンメ。
2013-2019年 「一四代平戸悦山 展」アートギャラリー /ホテル椿山荘東京。
2013-2016年 『白龍』『虫かご』The Dolder Grand Hotel常設展示/ スイス・チューリッヒ。
2014,2017年 「Kakufusa Porcelain 」作品展 Boutique&Showroom/クルーズ客船 M/V The World。
2014年 『捻り細工技術』長崎県佐世保市指定無形文化財 指定。
2017年 「一四代平戸悦山 KAKUFUSA展」藤田美術館(大阪)。
2017年 そごう・西武「高輪会」出品/グランドプリンスホテル高輪。
2019年 天皇陛下御即位を祝し、長崎県から白磁細工『菊花虫かご』御献上。
2021年 『三川内焼 細工技術』長崎県指定無形文化財 保持者認定。
2022年 「平戸悦山をつぐもの-今村均白磁展」野村美術館(京都)。
2018-2023年 そごう・西武各店 美術画廊にて個展。
2024年 「今村均 白磁展」壺中居(東京・日本橋)。
特別出品一五代平戸悦山嗣 今村ひとみ
会期中、一五代平戸悦山嗣 今村ひとみ氏が常駐し作品の説明をいたします。