ブラッコ・ジャパン株式会社とアシスト・ジャパン株式会社は、2024年7月1日に合併することを発表しました。合併後の存続会社はブラッコ・ジャパンとなります。
ブラッコ・ジャパンは、1990年にイタリアの製薬会社Bracco Imaging S.p.A.とエーザイ株式会社の合弁会社として設立されました。30年以上、画像診断領域において高品質な医薬品を製造販売してきました。2023年3月にはエーザイとの合弁を解消し、2024年4月からは単独で製品販売を行っています。
一方、アシスト・ジャパンは、心臓疾患領域の高度イメージングモダリティのリーディングカンパニーであるBracco Medical Technologiesの日本法人として2007年5月に設立されました。2017年6月からは自動造影剤注入装置などの医療機器の直接販売を開始し、心血管インターベンションおよび診断の手技の簡便化につながるソリューションを提供してきました。
今回の合併により、ブラッコ・ジャパンは、アシスト・ジャパンが持つ医療機器販売のノウハウと顧客基盤を獲得します。これにより、画像診断領域とインターベンション領域の両方を網羅した、より幅広い医療ソリューションを提供することが可能になります。
ブラッコ・ジャパンの代表取締役社長である坂本哲章氏は、「今回の合併は、両社の強みを最大限に活かす体制を構築するものです。医療関係者の皆様に、優れた製品だけでなく、新たな付加価値をご提供できると確信しています。高齢化が進む日本社会において、早期診断と早期治療の重要性はますます高まっています。合併によって、予防医学と精密画像の未来を創造し、人々の生活向上に貢献していきます。」と述べています。
ブラッコ・ジャパンは、今回の合併により、日本国内における事業規模を拡大し、医療関係者への貢献をさらに強化していくことを目指しています。