銭湯でラップ!『リターナブルびんラップチャレンジ』で環境問題を音楽で楽しく学ぼう!
日本ガラスびん協会は、リターナブルびん、びんリユースの仕組みの価値を再発見・再定義する活動「SO BLUE ACTION」を展開しており、その一環として「しよう!再使用!リターナブルびんラップチャレンジ」を2023年7月23日(火)から8月13日(火)まで開催します。
この企画は、銭湯で飲み終わったリターナブルびんを返却した本数を時間に換算して、ラップソングを作るという新しい試みです。参加者は、リターナブルびんを返せば返すほど、曲の時間が長くなる仕組みです。1本返却で1秒、合計300本だと300秒の楽曲が制作されます。
参加銭湯は、東京都豊島区にある妙法湯、五色湯、巣鴨湯の3つの銭湯です。各銭湯で販売されるリターナブルびん入り飲料を対象に、1本返却ごとに10円が返金されます。返却されたリターナブルびんの合計数から曲の長さが決定され、楽曲制作がスタートします。完成した楽曲は、後日各種配信サイトでリリースされる予定です。ミュージックビデオも制作される予定で、環境問題を音楽を通して楽しく学べるイベントとなっています。
環境問題をラップで表現!参加アーティストについて
今回の企画に参加するのは、xiangyu(シャンユー)とColdhotの2組のアーティストです。
xiangyuは、Gqom(ゴム)をベースにした楽曲で知られる日本の女性ソロアーティストです。ミュージックビデオもミステリアスで注目を集めています。Coldhotは、ダンスミュージックの新しい可能性を探るプロデューサーユニットです。
ラップは、社会への問題意識を言葉で表現したことが起源とされています。環境問題への関心の高まりを受け、リターナブルびん、リユースの仕組みをラップという形で表現することで、次世代の人たちに環境問題について考えてもらうきっかけになることを目指しています。
銭湯という地域のコミュニティーでリターナブルびんの価値を再発見
日本ガラスびん協会は、リターナブルびん、びんリユースの仕組みを社会に浸透させるためには、「くらしに馴染ませる」ことが大切だと考えています。
かつては、酒屋さんが地域にとって重要な役割を担っていました。しかし、時代とともに酒屋さんの数は減少し、リユースの仕組みやリターナブルびんの存在を学ぶ機会も減りました。
現代では、銭湯が地域のコミュニティーとしての役割を担っています。サウナブームなどもあり、多世代で賑わう憩いの場となっています。日本ガラスびん協会は、銭湯を通じて、リターナブルびん、びんリユースの仕組みを改めて学んでもらう場所、きっかけを作りたいと考え、この企画を立ち上げました。
リターナブルびん、びんリユースの価値を再発見する「SO BLUE ACTION」
「SO BLUE ACTION」は、日本ガラスびん協会が2022年から行っている、リターナブルびん、リユースの価値再発見・再定義を行う活動です。
主な活動としては、以下のものがあります。
Eコマース×行政回収プロジェクト:東京23区で飲まれたリターナブルびん入り飲料をリユースする仕組みを構築
be draw project~びんで描く、びんで繋げる~:東京家政大学との産学連携プロジェクトで、リターナブルびん入り飲料を学内で販売し、CO2削減を計測、可視化する実証事業
* 日本ガラスびん協会公式noteでの情報発信:具体的な活動内容の紹介や、リターナブルびん、びんリユース事業にまつわる仕事に携わる人たちにフォーカスした記事を公開
まとめ
「しよう!再使用!リターナブルびんラップチャレンジ」は、環境問題を音楽を通して楽しく学べる新しい試みです。銭湯でリターナブルびんを返却し、ラップソングの制作に貢献することで、環境問題への意識を高め、リターナブルびん、びんリユースの価値を見直すきっかけになることを期待しています。