新開発のSUPER CLAMPシリーズが日本市場に登場、TVSダイオードの新たな選択肢に
新開発!SUPER CLAMPシリーズが日本投入
高品質な電子部品の開発・製造を手がける台湾のTaiwan Semiconductorが、この度サージ吸収ダイオード(TVSダイオード)の新製品「SUPER CLAMPシリーズ」を日本市場に投入しました。このシリーズは、一般的なTVSダイオードとは異なる独自のNPNバイポーラトランジスタ構造を採用しており、その特性からブレークダウン電圧に到達した際にスナップバック効果を発揮します。これにより、スタンドオフ電圧(VWM)とクランプ電圧(VC)間の比率を低く抑えることが可能です。
高い安定性と低クランプ電圧
この新型TVSダイオードは、そのスナップバック特性によって、ブレークダウン後の動作抵抗を最小限に抑え、従来型と比べてはるかに低いクランプ電圧を維持します。これにより、設計者は電圧定格の低い部品を選定でき、全体のBOM(部品表)コストを最適化することができるのです。また、SUPER CLAMPシリーズの温度偏差により、温度変化による影響が少ないため、車載機器や産業用途での信頼性が高いことも特徴です。
Taiwan Semiconductorの歴史
Taiwan Semiconductorは1979年に設立され、ダイオードやMOSFET、アナログICなど幅広い製品を展開しています。設立から45年以上の年月を経て、その品質と安定した供給力は世界的に評価されています。2003年には日本法人を設立し、本格的に日本市場へアプローチを始めました。
日本市場向けのコメント
SUPER CLAMPシリーズの日本販売開始にあたり、Taiwan Semiconductorの日本法人である株式会社タイワン・セミコンダクター・ジャパンのカントリーディレクターである佐藤正信氏は、「この製品は過電圧時にクランプ電圧の精度を高め、さまざまな分野において設計やコストの最適化を図ります。日本のお客様に対して新たな提案ができることを嬉しく思います」と述べました。
競争力のある製品を提供
台湾セミコンダクターは今後も、顧客のニーズに応える高品質な製品の安定供給に努める意向を示しています。SUPER CLAMPシリーズの販売により、設計者にとっての選択肢が増え、競争力を高める一助となることでしょう。詳細情報は公式サイト(https://www.taiwansemi.com/ja/)で確認できます。
台湾セミコンダクターの新たな一歩が、日本の電子機器市場にどれほどのインパクトを与えるか、今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社タイワン・セミコンダクター・ジャパン
- 住所
- 東京都千代田区内神田2-2-5ラウンドクロス大手町北 2F
- 電話番号
-