従業員承継パートナーズ、住環境計画研究所と初の資本提携を実施

新たな承継モデルを確立する資本提携の意義

2023年、東京都港区に本社を持つ従業員承継パートナーズは、住環境計画研究所と資本提携を結び、後継者支援の新たな一歩を踏み出しました。この提携により、同社はこれまでの実績を活かしながら、中小企業の後継者問題に取り組む新しい支援体制を構築します。

1. 従業員承継パートナーズのビジョン

従業員承継パートナーズは、「後継ぎ問題を解決し、ローカルから日本を変革する」を掲げ、地域に根差した企業とその従業員の未来を支えることを目的としています。特に、中小企業の後継者育成に特化した支援モデルを確立し、独自のスキームを提供しています。

2. 住環境計画研究所の強み

住環境計画研究所は1973年に設立され、主にエネルギー分野に強みを持つシンクタンクです。長年にわたり国や公的機関からの案件を手掛け、豊富な実績と知見を誇っています。この経験をもとに、後継者への円滑な事業承継を実現するため、従業員承継パートナーズとの提携を選びました。

3. 資本提携の具体的な内容

資本提携の一環として、従業員承継パートナーズは特別目的会社（SPC）を設立し、住環境計画研究所の株式を後継者とともに保有します。これにより、持分は将来的に後継者へと順次承継され、経営支援も行われることになります。この仕組みは、従業員承継を円滑に進めるための重要な一歩です。

4. 従業員承継のメリット

従業員承継は、企業文化や理念の継承を可能にしつつ、事業の持続可能性を高める方法として注目されています。しかし、実際には資金調達や経営能力の向上といった課題が障壁となる場合があります。従業員承継パートナーズは、その独自の支援スキームを通じて、資金負担を軽減し、後継者がスムーズに経営を引き継げる環境作りをサポートします。