EIZO、医療映像管理を強化する新製品を発表
EIZO株式会社は、医療映像の記録と管理の現場に新たなソリューションを提供するため、4Kメディカルイメージングレコーダー「CuratOR MIR-1」のバージョンアップ版と、医療映像を視聴・管理するソフトウェア「CuratOR MIR Browser」を2024年9月5日にリリースすることを発表しました。これにより、医療現場での映像の取り扱いや利用が一層便利になります。
MIR-1の進化とその特長
「CuratOR MIR-1」は2023年6月に発売されたEIZOの初の医療用レコーダーで、内視鏡や手術顕微鏡からの映像を高解像度で記録できます。バージョンアップにより、録画した映像をネットワークを利用して院内のファイルサーバーへリアルタイムに転送・保存できるようになります。この機能は、録画終了後だけでなく、録画中にもデータの保存が可能です。これにより、外部メディアの使用を避け、情報セキュリティを向上させることができます。
MIR Browserの利便性
新たに発表される「CuratOR MIR Browser」は、記録された医療映像をPCで簡単に視聴し、管理・編集するためのツールです。医局やカンファレンスルームでインストールすることで、医療映像の利活用がよりスムーズになります。特に、録画時に付与された患者情報と共に医療映像を管理できる点が特長です。これにより、患者名やIDをもとに記録を整理・検索できます。
さらに、編集機能として、特定の箇所を指し示すことができるアノテーション機能や、個人情報を保護するマスキング機能、そして静止画として保存する機能など、二次利用時に役立つさまざまな機能が搭載されています。例えば、必要な映像部分だけを切り出して保存することも可能です。
EIZOの今後の展望
EIZOは、映像の「撮影・記録・配信・表示」を一貫して支える「Imaging Chain」を通じて、映像技術のさらなる発展を目指しています。MIR-1とMIR Browserの導入により、医療現場での映像利用の効率化や利便性向上を実現すると同時に、将来的にはさらなるハードウェアやソフトウェアの開発にも取り組んでいく予定です。
この新製品は、医療関係者のみならず、患者にとっても大きな利点となるでしょう。以後、EIZOは医療映像の管理と利用方法を革新し続け、業界のニーズに応えていく姿勢を貫くことを目指しています。
詳細な情報は、EIZOの公式サイトや製品ページを確認してください。特に製品の機能や使用に関する質問は、EIZOのヘルスケア営業部までお問い合わせください。
本製品は医療機器ではなく、EIZOはそのブランド名やロゴが登録商標であることを明記しています。今後のEIZOの展開に注目が集まります。