パナソニックのZetesChronosが物流業務の効率化を加速
パナソニック コネクト株式会社は、自社の配送進捗管理システム「ZetesChronos(TM)」(ゼテス クロノス)の新たな機能「業務日報サービス」を発表しました。このサービスは、物流効率化法に基づく報告書作成のプロセスを大幅に簡素化し、業務効率を向上させることを目的としています。
ZetesChronos(TM)とは?
ZetesChronosは、物流業界における輸配送の進捗度や稼働車両の位置をリアルタイムに把握するためのソリューションです。これにより、ドライバーや物流管理者は配送業務の効率を高め、業務時間を正確に記録できるメリットがあります。新機能の導入によって、業務日報が自動的に生成されるため、手書きの記録に頼る必要がなくなります。
業務日報サービスの必要性
近年、物流業界は人手不足やコストの増加、及び運ぶ荷物の増加に直面しています。これらの課題を解決するために、業務の可視化や効率化は不可欠です。特に、2026年から施行予定の物流効率化法により、荷待ちや荷役時間の短縮が求められ、一定規模以上の荷主や物流事業者には定期報告が義務付けられることになりました。これにより、運行実績の正確な把握が求められる一方、既存の方法では負担が大きく、困難さが増しています。
新しい業務日報サービスの特長
業務日報サービスは、従来の手書きの負担を軽減し、運行データの収集や報告書の作成を効率化します。特筆すべき点は以下の3点です:
1.
高精度なデータ取得: ZetesChronosは荷待ち時間や作業時間を自動的に収集します。これにより、ドライバーは業務に集中でき、業務日報の作成が容易になります。
2.
施設別の管理機能: 各施設ごとの作業時間や荷待ち時間を管理できる機能があり、このデータによって管理者は問題を特定し、改善策を講じられます。
3.
報告への活用: 業務日報は物流効率化法に必要な報告書作成にも利用でき、実態に即した情報を報告することが可能です。また、問題が発生した際には、いつから問題が起きていたのかを追跡することも可能です。
まとめ
新たに提供される業務日報サービスは、物流業務の効率化に大きく貢献するものであり、パナソニックの取り組みは業界全体にとって重要な一歩と言えるでしょう。物流の現場でのデータ活用が進むことで、生産性が向上し、持続可能な物流システムの構築が期待されます。実際の業務日報の作成プロセスについては、特設ウェブページにて詳細情報をご覧いただけます。今後も、ZetesChronosは物流の現場を支援し続けるでしょう。