Vectra AI、デレク・フィリップスを最高収益責任者に任命しグローバル成長を加速

Vectra AI、デレク・フィリップスを最高収益責任者に任命

サイバーセキュリティ企業のVectra AIは、デレク・フィリップスを最高収益責任者 (CRO) に任命したことを発表しました。本社をカリフォルニア州サンノゼに構える同社は、フィリップス氏をCEOヒテッシュ・セスの直属に置き、グローバルなセールス組織のマネジメントを担当させます。彼の役割は、持続的かつスケーラブルな成長を促進することに加えて、Go-To-Market (GTM) 体制の強化も含まれています。

フィリップス氏は、サイバーセキュリティおよび大規模なエンタープライズIT環境において、25年以上の豊富な経験を有します。以前はClarotyにてCROを務め、多国籍企業の営業チームの指揮やレベニューオペレーションの拡大、顧客やパートナーとの信頼関係の構築に成果を上げてきました。彼の豊かな経験により、Vectra AIはさらなる成長とビジネス拡大を加速する狙いです。

CEOのヒテッシュ・セスは、「フィリップス氏は思慮深く経験豊かなリーダーで、高パフォーマンスを発揮するチームを構築する能力があります。グローバルな成長を支えるための運営能力と戦略的ビジョンを持っており、顧客の成果を重視する姿勢が期待されています。Vectra AIに迎え入れることができて大変嬉しく思っています」と述べています。

フィリップスがCROとしての役割を果たすことで、Vectra AIは顧客対応における各機能間のつながりを強化し、初期のエンゲージメントから長期的な価値の創造へと至る一貫したアプローチの確立に注力することになります。その背景には、同社が展開する市場での需要が激増している現状があります。

Vectra AIは、最近発表されたガートナーのNDR（Network Detection and Response）マジック・クアドラントにおいて、リーダーの一社として評価されました。この評価は「実行能力」と「ビジョンの完全性」において最上位の位置にあるとしており、これは高度サイバー攻撃に対する防御策としてAI主導のセキュリティが急速に導入されていることの証拠でもあります。

「Vectra AIはサイバーセキュリティのイノベーターとしての地位を確立しており、ガートナーの評価はその真価を証明しています」とフィリップスは語ります。「このようなタイミングで新たなチームの一員になることができて非常に嬉しく思います。成長を支えるため、チームやパートナー、お客様と密接に連携していきたいです。」

Vectra AIは、最新の攻撃から現代のネットワークを保護するためのAI駆動のサイバーセキュリティを提供しています。サイバー攻撃が従来の防御を避け、データセンターやクラウド、IoT環境へアクセスする中、同社のプラットフォームはリアルタイムで攻撃の動きを監視し、侵入を防ぎます。これまでに35件の特許を取得し、業界で最も多くのベンダーリファレンスを誇っています。詳細は公式サイトで確認できます。

また、セキュリティ製品のデモや最新情報は、公式ブログやX（旧Twitter）、YouTubeチャンネルでも発信されており、多くの魅力的なコンテンツが提供されています。今後の展開に期待が寄せられる中、フィリップス氏のリーダーシップがいかに作用するのか、注目が集まります。