ネットマーブルのMARBLEX、Immutableと手を結びWeb3ゲームを進化へ

ネットマーブルのブロックチェーン子会社MARBLEXがImmutableと提携

高品質なモバイルゲームを手掛けるネットマーブルは、そのブロックチェーン専門子会社であるMARBLEXがImmutableと覚書（MOU）を締結したことを発表しました。この重要な合意は、9月2日に行われた調印式で、MARBLEXのCEO Hong Jin Pyo氏と、Immutableの共同設立者兼社長であるRobbie Ferguson氏が出席のもと行われました。

MARBLEXとImmutableの提携は、Web3ゲームのエコシステムを強化することを目的としています。両社は、統合されたリソースを活用し、グローバルなブロックチェーンゲーム業界におけるイノベーションを推進することを約束しました。この取り組みには、最先端のWeb3ゲームプラットフォームの共同開発も含まれています。これは、ゲームとブロックチェーン技術の融合を進める両社の強い意志を示しています。

MARBLEXのCEO Hong Jin Pyo氏は、「Immutableと共に開発する次世代Web3プラットフォームにより、様々なブロックチェーンゲームを接続し、運営する機会が広がります。私たちは多くのゲームユーザーに新しい体験を提供し続けることに努めていきます」とコメントしています。これに対し、ImmutableのRobbie Ferguson氏も「この戦略的合意によって、ユーザーと開発者の双方にとってWeb3ゲームエコシステムがよりアクセスしやすくなることを確信しています」と述べ、提携の重要性を強調しました。

Immutableとは

Immutableは、プレイヤーがデジタル所有権を享受できるようなWeb3ゲームを提供することを使命とした、ゲーム業界のリーダーです。2018年に設立され、シドニーを拠点に240名以上の専門家からなるチームを抱えるこの会社は、BITKRAFT VenturesやCoinbaseなどの投資家の支援を受けながら成長を続けています。Immutableは、Web3ゲームプラットフォーム「Immutable Platform」と、人気タイトルを有する「Immutable Games」により、Ethereum上でのゲーム構築を促進しています。

MARBLEXとそのエコシステム

MARBLEXはネットマーブルのブロックチェーン子会社であり、暗号資産ウォレットやNFTマーケットプレイスなどを提供することで、質の高いブロックチェーンゲームを市場に送り出しています。そのエコシステム「MBX」は、ゲーマーが自らの体験をより良くすることを可能にし、人気ゲーム『A3: Still Alive スティルアライブ』や『Ni no Kuni: Cross Worlds』などで楽しむことができます。

ネットマーブル本社は2000年に設立され、トップクラスのモバイルゲーム開発とパブリッシングを行っています。ネットマーブルに所属する日本法人、ネットマーブルジャパンもスマートフォン向けゲームのサービス提供に力を入れています。今後のMARBLEXとImmutableによる協業が、どのような革新につながるのか、その展開に注目が集まります。