セーフィーが新たなAIサービスを導入
セーフィー株式会社が、クラウドベースの「行動検知AI(SF)」サービスを開始しました。このサービスは、AIが防犯カメラの映像データを解析し、リアルタイムで不審行動や異常行動を検知することが特徴です。これまでのカメラは、主に過去のトラブルを振り返るために使用されてきましたが、今後は未然にトラブルを防ぐ役割が期待されています。
背景とニーズの高まり
最近の社会では、人手不足や無人店舗の増加、高齢者の利用の増加といった問題が顕著になっています。これにより、防犯カメラの役割は「トラブルを振り返る」から「トラブルを未然に防ぐ」へと変化してきました。セーフィーは、35万台以上のカメラを導入し、数々の現場をDX(デジタルトランスフォーメーション)しています。この取り組みの中で、顧客からのニーズを受けて新しいサービスを立ち上げることとなりました。
サービスの特徴
この「行動検知AI(SF)」は、NTT東日本のAI機能「MIMAMORI AI」を採用しています。人の動きや姿勢を分析する骨格推定技術を用いて、異常行動を即座に検知し、ポップアップ通知やメールでお知らせします。具体的には、転倒や暴力、喧嘩、ふらつきなど多様な異常を感知できます。これにより、何かが発生した場合にも迅速に振り返りや対応が可能です。
利用シーン
このサービスは様々な場面で活用が可能です。商業施設や無人店舗では、滞留検知や喧嘩・暴力行為の検知が行えます。工場や建設現場では、危険区域への侵入や作業員の転倒を即刻検知し、労災防止に寄与します。また、オフィスビルやマンションでは不審者の侵入を防ぐことができ、ホテルやサービス業では、共用部での転倒検知を通じてホスピタリティを向上させます。これらのシーンは、今後の社会において特に重要な機能となるでしょう。
低コストでの導入
本サービスは、新規でのカメラ設置だけでなく、既存のカメラへオプションとして追加可能です。これにより、低コストで迅速に利用開始できるため、中小企業や施設でも導入しやすいメリットがあります。遠隔からの確認や複数拠点の一元管理も可能で、業務の効率化が期待されます。
今後の展望
セーフィーは、この新サービスを通じて警備コストの削減や重大インシデントの早期発見を実現し、あらゆる施設に安全と安心を提供していきます。将来的には、アクセスコントロールや警備システムとの統合を進め、自律的な安全管理をAIによってサポートする「現場AX(AI Transformation)」を目指します。さらに、NTT東日本との連携を深め、快適で安全な環境づくりに貢献していくでしょう。
専門家のコメント
NTT東日本のビジネス開発本部長、山口肇征氏は、セーフィーとの提携によって防犯サービスが進化し、社会インフラとしての役割が重要になっていることを強調しています。また、セーフィーの代表取締役社長、佐渡島隆平氏も、新しいサービスによってAIと映像の力を利用した新たな価値の提供を目指しているとしています。
このように、セーフィーの新サービスは、防犯カメラの利用を一新する革新的な試みです。今後の展開が非常に楽しみです。