リーガルテックVDRとAI孔明が法律業務に革新をもたらす
2025年6月20日、リーガルテック株式会社(本社:東京都、代表取締役:佐々木 隆仁)は、法律事務所向けのバーチャルデータルーム(VDR)である「リーガルテックVDR」に、独自の生成AI「AI孔明」を搭載した新機能を発表しました。この革新的なソリューションは、法律事務所の業務効率化と安全性の向上を実現します。
法律事務所では、日々多くの案件ファイルや証拠資料、契約書、そして判例やナレッジの管理が重要な業務となっています。リモートワークや情報漏洩対策が求められる中で、セキュリティを保ちながら効率的に情報を管理できるシステムの必要性が高まっています。リーガルテックVDRは、そのニーズに応える形で、AIの力を活用して業務プロセスを革新します。
新機能の詳細
AIを活用した業務管理
「リーガルテックVDR」は、AIによる案件や証拠ファイルの管理・検索・分析を行います。具体的な機能としては、以下のような内容が挙げられます。
- 事件ごとのファイル分類やタグ付け、証拠ファイルの証跡や改ざん検知を自動で行います。これにより、ミスや漏洩のリスクを低減し、事実関係を整理しやすくなります。
- AIによる顧問契約や売買契約、NDAのレビューが実施され、過去の契約とひな型との比較も可能です。この機能により、契約審査の効率化とリスクの早期発見が期待されます。
- 訴訟期日や契約更新、弁護士のToDoリストの抽出が行われ、業務の抜け漏れを防ぎます。また、事務負荷の軽減にも寄与します。
- 過去の判例や書式、レポートを要約し全文検索機能を提供します。これにより、新人の教育や知識の継承、ノウハウの蓄積が容易になります。
- クライアントとの安全なファイル共有が可能で、閲覧制限や証跡管理により、情報提供に対する責任も強化されます。
主な機能概要
「リーガルテックVDR」は、セキュアなVDR機能を備えており、アクセス制御や証跡ログ、全文検索・タグ分類、通信の暗号化、多要素認証といった機能を持っています。さらに、AI孔明は案件や証拠ファイルの自動分類・要約、契約書の重要点抽出やリスク検出、過去判例の自動照合・要約など多彩な機能を提供しています。
今後の展開
今後、リーガルテックはこのシステムに裁判所提出書式やeディスカバリとのAPI連携、AIによる契約条文生成など新機能を追加していく予定です。また、業種別のひな型ライブラリの拡充など、法律事務所のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためのサポートを強化していく方針です。AIとクラウドの積極的な活用を通じて、より高度な法的サービスと業務効率化を図っていくことでしょう。
会社概要
リーガルテック株式会社は、2021年3月に設立され、東京都港区虎ノ門に本社を置いています。資本金は3億8,000万円で、代表取締役社長は佐々木 隆仁です。同社は、知的財産分野において先進のAI技術を駆使し、様々なサービスを展開しています。プライベートAI特許管理システムや知財ポータル、機密情報の安全な管理を行うリーガルテックVDRなど、企業の知財戦略を強力に支援するビジネスモデルを構築しています。
リーガルテックVDRとAI孔明の活用が、法律事務所の業務をどのように進化させるのか、今後の発展に注目が集まります。