LOOPLACEの挑戦
2020-04-06 19:00:01

古き良き建物を再生する株式会社LOOPLACEの新たな挑戦

株式会社LOOPLACEの変革と挑戦



株式会社LOOPLACEは、古い建物を生かした不動産再生に特化した企業へと生まれ変わりました。このリ・ブランディングは、社名やシンボルマークを一新し、経営理念を再構築することで実現したものです。新たに制定された社名「LOOPLACE」は、"好循環を生み出す場所"という意味を持ち、新しい意義を担っています。

課題とその解決



企業再生の道を歩む中、LOOPLACEは当初から直面していた課題がありました。まず、企業の中で「理想と現実」のギャップが生じていたことです。特に、設計・施工を受託する事業と、自社での不動産再生事業との間で社内の意思が統一されず、効果的なコミュニケーションが欠如していました。この状況は採用面でもさらに悪影響を及ぼし、離職率の上昇を招いていました。

このような状況を打破するため、代表の飯田氏は変革を決意しました。社内の主要メンバーと外部デザイナーを集め、リ・ブランディングを開始しました。特に重視されたのは、社内の現状を把握し、新たな理念を築くことでした。

新しい理念とビジョン



リ・ブランディングでは、「はたらく場を、好きな場へ。」という新しいミッションと、「既存の場を、おもしろくする。」というビジョンが打ち出されました。この取り組みの結果、従業員たちの意識も高まり、企業のアイデンティティが浸透していきました。

新社名への投票



新たな社名が検討され、社内からの公募によって提案は80以上に上りました。その中で選ばれた「LOOPLACE」は、地点と好循環を融合させた造語で、企業の新たな方向性を象徴しています。これを受け、シンボルマークも祝儀袋の「水引き」をイメージしたデザインに変更されました。

リ・ブランディングのプロセス



リ・ブランディングのプロセスは約12ヶ月にわたりました。主なステップは以下の通りです:
1. 社内実態調査(全社員アンケート実施)
2. 半歩先の理想像について議論
3. 既存事業の再整理と中長期計画
4. 理念の再策定(ミッション/ビジョン)
5. 新社名・新シンボルの考案
6. CIツール制作(WEB・パンフレット・動画等)

この全過程はすべて、社内のコミュニケーションを円滑にすることを目的として行われました。特に「中間報告会」が設けられ、社員間の温度差をなくす工夫が施されました。

成功事例と期待される効果



LOOPLACEは、築古物件を利用した「グランプラス」シリーズというセットアップオフィスをプロデュースし、入居者のニーズに応える形で急成長を遂げています。この取り組みによって、ウェブサイトの公開初日には不動産オーナーからの問い合わせが急増し、採用活動においても若手からのエントリーが増加しました。

新たに制作されたウェブサイトは、築古物件再生のプロセスを「さがす・みたてる・つくる」という3つのステップに整理し、企業の独自性を強調しています。さらに、アニメーションによるコンセプト映像も公開され、複雑な根拠だけでなく、視覚的にも訴求力のある情報提供が行われました。

このように、株式会社LOOPLACEはただの内装工事会社から、社会的価値を生み出す不動産再生カンパニーへと進化を遂げつつあります。今後の成長が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
株式会社LOOPLACE
住所
東京都千代田区神田神保町1-50浦野ビル6階
電話番号
03-6206-8422

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