相鉄バスが国産バイオディーゼル燃料を導入
相鉄バス株式会社の旭営業所系統バスにおいて、2025年3月18日より国産のバイオディーゼル燃料「コスモCF-5」の導入が開始されます。この取り組みは、コスモエネルギーホールディングスの関連会社であるコスモ石油マーケティングおよびコスモエネルギーソリューションズ、相立興産と連携して実現するものです。
環境ビジョンに基づく取り組み
この新しい取り組みは、相鉄グループが掲げる「環境ビジョン」に従ったものであり、バイオ燃料の導入を通してCO2の排出量を削減し、資源循環型社会を目指しています。「コスモCF-5」は、軽油と5%のバイオ成分を混合したもので、精製には相鉄バスの社員食堂から排出される使用済み食用油が利用されます。これにより、地域の資源を有効活用し、環境への負荷を低減することを狙いとしています。
CO2オフセットの実施
さらに、バイオディーゼル燃料に加え、「コスモ・ゼロカボクレジット」を併用することで、軽油使用時に発生するCO2のオフセットも行われます。この複合的なアプローチにより、地域資源の循環を促進し、環境に優しい交通手段の実現を目指します。
コスモCF-5の特徴としては、コスモ石油が精製する軽油に、㈱レボインターナショナルの技術を活かして品質が安定したバイオ燃料が混合されている点があります。この技術により、安全性と持続可能性が確保されています。
温室効果ガス排出量削減への貢献
コスモエネルギーグループは、このプロジェクトがもたらす環境へのポジティブな影響を強く認識し、今後も温室効果ガスの排出量削減に積極的に取り組んでいく考えです。相鉄グループとともに、持続可能な社会の実現を目指し、さまざまな施策を推進していきます。
今後の展望
相鉄バスの取り組みは、地域社会においても期待されており、バイオディーゼル燃料の導入は他地域への拡大も視野に入れています。これにより、交通機関が持続可能な運営を行うことができれば、他企業や地域の模範となることでしょう。バイオ燃料の活用による新たな可能性が、地域経済と環境保全の両面での向上を促進することを期待しています。