iPhone 16シリーズ対応のバッファローWi-Fi 7ルーターの機能検証結果

iPhone 16シリーズとWi-Fi 7の融合

2024年9月20日、Appleの最新スマートフォンiPhone 16シリーズの発売に伴い、名古屋市に本社を置くバッファローは、新たにWi-Fi 7対応ルーターとの動作確認を行い、スムーズな接続性能が確認されました。この確認は、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxの各モデルに対して行われました。

Wi-Fi 7とは何か？

Wi-Fi 7は、従来のWi-Fi 6（6E）を基にして、通信速度や遅延の面で大幅に改善された新しい無線通信規格です。具体的には、IEEE802.11beという規格名で策定が進行しており、最大通信速度が36Gbpsに達する可能性があります。この値は、Wi-Fi 6の最大速度9.6Gbpsと比べて約3.7倍という驚異的な進化を示しています。

新機能の魅力

Wi-Fi 7は、高速化技術である「MLO（Multi-Link Operation）」を駆使して、2.4GHz、5GHz、そして新たに追加された6GHzの複数の周波数帯を同時に利用できる点が特徴です。これにより、通信の安定性が向上し、干渉を受けにくい環境での利用が可能になります。さらに、6GHz帯では帯域幅が従来の160MHzから320MHzへと拡大したため、理論上の通信速度が2倍になるとされています。

加えて、変調方式の改善により、一度に送信できる情報量も大幅に増加しました。具体的には、1024QAMから4096QAMへの進化により、近距離での通信効率が大幅に向上します。

バッファローの取り組み

バッファローでは、今後も様々な機器との互換性を確認し続けるとのことです。同社のWi-Fi 7対応ルーターには、WXR18000BE10PやWXR9300BE6Pがあり、これらは2024年10月下旬からの出荷が予定されています。動作確認が完了したことにより、iPhone 16シリーズユーザーにとって、これらのルーターが安心して利用できることが証明されています。