新しい治療の未来を探る「Healthcare Café」
2025年4月10日、東京ビッグサイトにて開催される国際医薬品開発展『CPHI Japan 2025』において、製薬企業と患者関連団体による画期的なパネルディスカッション「Healthcare Café」が開催されます。本イベントは、製薬業界の歴史の中で、患者団体が積極的に参加する初めての試みとなります。
「Healthcare Café」とは、患者さんと製薬企業の従業員が対話を通じてお互いを理解し、患者の立場を医薬品開発に反映させることを目指すプロジェクトです。このプロジェクトは2022年に設立され、製薬企業3社の共同によって推進されています。患者と共に創薬活動に取り組むこのアプローチは、世界的にもユニークな「ペイシェント・エンゲージメント」の形態として注目されています。
ディスカッションの内容と目的
パネルディスカッションでは、製薬企業と患者団体の代表者によって「Healthcare Café」に参加した理由や現在の活動状況が紹介されます。さらに、患者関連団体が未来に向けて期待することや製薬企業が直面する課題について議論が展開される予定です。
モデレーターには、キャンサー・ソリューションズ株式会社の桜井なおみ社長が就任し、各参加者の見解を引き出す役割を果たします。ゲストスピーカーには、第一三共、武田薬品工業、協和キリンの専門家や、がんノートの代表理事を務める岸田徹氏、経験者である坂井広志氏と三橋美香氏が参加し、それぞれの視点を共有します。
このように、多様な視点が交わり合うことで、医療における新しい可能性が開かれることが期待されています。患者さんからの生の声が製薬企業に届くことで、より患者中心の医薬品開発が進むことでしょう。
セミナー情報
このディスカッションは参加無料ですが、事前登録が必要です。興味のある方は、以下のリンクから登録を行ってください。
また、CPHI Japan 2025自体は4月9日から11日まで開催され、展示会や約250セッションのセミナーが行われます。こちらも参加は無料で事前登録が必要です。
公式ウェブサイトでは、来場に関する詳細や事前登録のリンクが掲載されています。みなさんの参加をお待ちしています!
この「Healthcare Café」による製薬企業と患者団体の連携は、医療業界における新しい風を吹き込むとともに、患者にとってのより良い治療環境の構築を目指します。