防災プラットフォームの進展
2024-02-29 13:00:02
INSPIRATION PLUS、シリーズAラウンドで5,000万円の資金調達を実施し『PREIN』の機能強化を目指す
INSPIRATION PLUSが防災プラットフォーム『PREIN』の機能向上に向けて資金調達
株式会社INSPIRATION PLUSが運営する防災・減災情報活用プラットフォーム『PREIN』は、シリーズAラウンドにおいて5,000万円の資金を調達しました。この資金は、大分VCサクセスファンド6号投資事業有限責任組合およびほうわ創業・事業承継支援投資事業有限責任組合からの投資によるものです。
デジタル技術を駆使した災害対策
代表取締役の山本竜伸氏は、この資金を活用して『PREIN』の機能をさらに強化し、開発体制を充実させる方針を示しています。同社は「デジタル技術でレジリエントな世界を実現する」を企業のミッションに掲げ、AIやIoT、ビッグデータ、衛星データなどの先端技術を駆使して地域社会の課題解決を目指しています。
近年、日本は自然災害に苦しんでおり、その対策が急務とされています。しかし、実際の災害対策の現場ではデジタル・トランスフォーメーション(DX)が十分に進んでいないという問題が存在します。特に2018年の耶馬溪町金吉地区の地すべり事件では、必要なデータが多くの組織に散在しており、情報共有ができていなかったことが指摘されました。これを受けて、INSPIRATION PLUSは大分大学や他の民間企業と共にEDiSONという研究プロジェクトに取り組み、災害情報活用のプラットフォーム『PREIN』を開発しました。
新たな投資家の支持
今回のシリーズAラウンドでは、大分ベンチャーキャピタル株式会社の投資事業部課長、高橋良輔氏が「迅速な判断が求められる災害現場において、情報を集約・分析・活用するためのシステムが必要だ」と述べ、『PREIN』はその課題を解決できると強調しました。
また、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社の本田勇人アソシエイトも、自然災害の脅威に対する特異的なアプローチとして『PREIN』の必要性を訴えています。『PREIN』は災害対応力を大きく向上させる可能性を秘めていると信じています。
今後の発展に向けて
INSPIRATION PLUSは、これからの防災・減災情報活用プラットフォームとしての地位をさらに確立し、自治体や企業の支援を通じて災害対策の高度化に努めていく方針です。新たに調達された資金は、今後の機能強化や開発のために重要な役割を果たすことでしょう。
INSPIRATION PLUSは、持続可能な地域社会の形成に寄与するために、デジタル技術を駆使した待望のプラットフォーム『PREIN』を提供し続けます。これにより、日本全体としての防災意識の向上と、より効果的な対策が期待されるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社INSPIRATION PLUS
- 住所
- 大分県大分市金池南1丁目5番1号コレジオ大分5階
- 電話番号
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