2025年日本IDPAアワードが東京で開催、デザインの未来を切り開く

2025年日本IDPAアワード、東京で開催

2025年7月18日、東京で第七回日本国際パイオニアデザイン賞表彰式および国際サミットフォーラムが行われました。世界中から約70の国と地域から300名以上の受賞者やデザイン事務所の代表者が集まり、審査委員会のメンバーも参加。盛大な式典が輪を作り、デザインの未来に向けて新たな一歩を踏み出しました。

日本IDPAアワードとは

日本IDPA賞は2018年に東京で設立されたもので、CEIDA国際デザイン協会と株式会社アトリエテンマ、さらに日本の著名なデザイナーやデザインエージェンシーの協力によって運営されています。世界的に影響力を持つこの賞は、建築、インテリア、産業デザイン、プロダクト、グラフィックデザインなど、さまざまなデザイン分野を対象としています。その選考基準は「革新性、機能性、持続可能性」であり、世界のトップデザイナーたちが一堂に会し、業界の進化を促しています。

サミットフォーラムの様子

国際サミットフォーラムでは、ベルギーのデザイナーであるXaveer & Barbaraによる革新的なプレゼンテーションが行われました。彼らはクライアントのニーズにガイドされた建築設計を手がけることで知られており、本イベントのテーマである「完全自由なデザイン」を具現化する姿勢を示しました。また、松山将勝氏による「ローカルで思考する建築」に関するプレゼンテーションも注目を集めました。

受賞者の発表

今年のアワードには全国から多くの応募作品が寄せられ、3700点を超える作品が集まりました。最終的に372点が受賞し、それぞれのカテゴリーでプラチナ賞、金賞、銀賞などが授与されました。特にプロフェッショナル部門には、建築デザインやインテリアデザイン、UIデザインなどが含まれ、全42アイテムが受賞の栄誉を受けています。

国際審査員の皆さんは、参加国からの優れたデザイン作品を検討し、厳正な審査を通じて選ばれました。日本や海外からの優秀なデザイナーたちに、この名誉ある賞が贈られました。

イベント後の交流

授賞式後のティーブレイクでは、受賞者や関係者がリラックスした雰囲気で交流を深めました。デザインセンスが光る会場装飾の中、抹茶ムースや黒ゴマのマカロンなど、美味しいスイーツが並び、受賞者たちの喜びが伝わる和やかな時間が流れました。これらのデザートも、サステナブルなテーマを反映しています。

未来への期待

IDPA AWARDは「模索、共存、乗越え - サステナブルな未来」をモットーとしており、視覚デザインだけでなく、様々な産業にデザイン思考を融合させていく重要性を強調しています。デザインの力を信じ、未来に向けて優れた創造性を持つ作品の登場を期待します。「日本IDPAアワード」は、オープンで包括的なアプローチを重視し、デザインコミュニティの相互協力を促進し続けます。

2025年の日本IDPAアワードは大盛況のうちに終了し、世界中の人々の生活をよりよくするデザインの誕生を願い、今後も進化を続けてくださいと、関係者たちが心から願っています。