大学受験の新常識
2008-03-28 21:05:55
少子化の影響で変わる大学受験の環境と東進の現状とは
大学受験と少子化: 新たな潮流
日本の少子化は教育システムにも多大な影響を与えており、特に大学受験の環境は大きく変化しています。最近のデータによれば、18歳人口が減少していることが明らかになっており、1990年の132万4千人から2023年には65.5%に減少しました。この背景には、大学の数が急増していることも影響しており、90年には507校だったのが、07年には756校に達し、大学は水ぶくれ状態となっています。このような状況の中で、大学受験は大きな転換期を迎えています。
大学全入時代の到来
少子化が進む中、「大学全入時代」と呼ばれる状況が到来しています。これまでの受験戦争においては「浪人して一浪、二浪」を経験することが一般的でしたが、今では「現役で合格」することが主流になりつつあります。現役高校生の大学合格率が重視される中、これからの時代は「ひとなみ」ではなく「現役、ひとなみ」の時代となることが予測されています。
二極化現象と東大合格率の低下
大学全入時代が進行する中で、特に難関大学の東大、京大の受験環境は厳しさを増しています。過去10年間で、中堅以下の大学は難易度が大きく下がった一方で、旧七帝大や早慶はその難易度を維持しており、明確な「二極化」が進んでいます。特に東京大学(東大)の現役合格率は、ここ2年間で低下傾向にあり、逆に京大は高まっているという、興味深い現象が見られます。
東進ハイスクールの現状
このような厳しい受験環境の中、東進(東進ハイスクール、東進衛星予備校)の合格実績が注目されています。最近の報告によれば、2008年度の東大現役合格占有率は21.5%に達し、過去最高を更新しました。具体的には、今年の東大合格者3100名のうち、現役合格者は64.8%の2,100名です。この中で、東進生の合格者数は432名となり、現役合格者の5人に1人は東進生という結果です。
合格実績の算出方法
東進では、合格実績の信頼性を保つため、以下の基準で数値を算出しています:
1. 現役生のみの実績を強調し、高卒生の影響を排除します。
2. 講習生や模試生を除外し、通期授業を受けた生徒に限ります。
3. 3月31日までに確認できた合格者をもとに、迅速に合格実績を公表しています。
教育システムの特長
東進の教育システムは、映像授業や高速学習を特色としています。特に映像授業は生徒一人ひとりのニーズに応えられる柔軟なスタイルを採用しており、1万種類の講座から選択できます。また、高速学習の導入により、短期間での学習が可能です。これにより、生徒は部活や学校行事との両立をしながら志望校対策を行うことができます。
まとめ
少子化の影響を受けた大学受験は、今後ますます厳しさを増す一方で、東進のような予備校が生徒の夢をサポートする役割を果たしています。受験生とその家族にとって、新たな選択肢を提供する東進の成果が注目されます。これからの大学受験環境を見守っていく必要があります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ナガセ
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-29-2
- 電話番号
-
0422-45-7011