M&F tecnicaが認証取得
2023-07-13 13:00:02

M&F tecnicaがISO19650に基づくBIM BSI Kitemark認証を取得し建設業界のデジタル化を推進

M&F tecnicaがBIM BSI Kitemark認証を取得



2023年7月12日、株式会社M&F tecnicaは、英国規格協会であるBSIグループジャパンから、ISO19650に基づく「BIM BSI Kitemark」認証を取得しました。この認証は、建設業界におけるデジタル化の進展を象徴するものであり、今後の業界展望に大きな期待が寄せられています。

デジタル化の進展とBIMの重要性



最近、建設業界内でのデジタル化が加速しています。つまり、プロジェクトの初期段階から施工、維持管理、さらには廃棄に至るまで、すべての工程を効率的に管理するために、ビッグデータ、IoT、クラウド、AI、そしてBIM(ビルディング情報モデリング)が活用され始めています。BIMは、3Dデジタルモデリングを通じて、建設物の情報を一元的に管理する仕組みを提供し、関係者間の円滑なコラボレーションを促進します。

ISO 19650は、このBIMを用いて建設資産のライフサイクル全体にわたる情報管理を行う国際基準です。本規格は、BIMレベル2の原則に従い、構築された基盤をさらに強化するものです。その認証を受けることは、BIMの成熟度を示すものであり、建設プロセスの効率化や質の向上に寄与します。

認証取得の背景と目的



M&F tecnicaがBIMの認証取得を決定した背景には、建築業界全体のデジタル化が求められている現状があります。具体的には、BIMデータを活用し、設計、施工、保守管理の各プロセスを一体化させるための枠組みを確立することが求められています。それにより、業界全体で効率化が図られることを目指しています。

具体的な取り組みと成果



ISO 19650-1, 2の認証取得に向けて、M&F tecnicaは社員への研修を実施しました。この研修を通じて、BIMの情報マネジメントの重要性を社内全体で認識し、各プロジェクトにおいて具体的な基準を適用しました。EIR(発注者情報要件)、BEP(BIM実行計画)、CDE(共通データ環境)などの文書整備や、情報コンテナの管理なども進められています。

BSI選定の理由と審査の印象



M&F tecnicaは、英国に本拠を置くBSIを認証機関に選びました。その理由は、BSIの認証が国際的な信頼性を持つこと、また、審査過程が業務の成長をサポートし得ると考えたためです。実際、審査官からはBIMモデリングに関する貴重なアドバイスを受け、多くのノウハウを得ることができたと感じています。

今後の展望



M&F tecnicaは、BIMを活用した建設産業のデジタルトランスフォーメーションを進めるにあたり、業界全体の一体感が必要であると考えています。全ての関係者が協力し、新たなスタートを切ることが肝要です。また、国際規格に準じた情報マネジメントを実行し、ゼネコンのBIM化や建設業界のDX化に貢献することを目指しています。

会社概要



M&F tecnicaは1999年に設立され、以降、施工図の作成を請け負ってきました。2016年以降は、BIMの手法を取り入れ、業務の拡充を図っています。また、2022年にはRevitアドオンツール「MFTools」を開発し、建設DXに向けたパートナーシップの強化を進めています。今後も業界のニーズに応える企業を目指し、挑戦を続けていきます。

会社情報

会社名
株式会社M&F tecnica
住所
東京都江東区南砂2-36-11オフィスニューガイア東陽町NO.64
電話番号
03-6458-7844

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