アカチャンホンポとアドインテが共同でリテールメディアの実証実験を開始
株式会社アドインテ(本社:京都府京都市、代表取締役社長:十河慎治)は、株式会社赤ちゃん本舗(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:味志謙司)と新たな実証実験(PoC)を実施することを発表しました。この取り組みは、2025年11月14日から千葉県船橋市にあるアカチャンホンポららぽーとTOKYO-BAY店にて行われ、特にマタニティや子育て層へのサービス向上を目的としています。
背景と目的
アカチャンホンポは「私たちは幸せな出産・子育てを応援します」という企業理念のもと、子育てに寄り添った商品やサービスを提供してきました。アドインテは、その理念をもとにマタニティ・子育て期のご家族を一層サポートできるよう、体験価値の高いリテールメディアの施策をを進化させることを目指しています。
この新たな実証実験では、サンプリング自動販売機「AIICO」を店舗に設置し、アカチャンホンポアプリの会員がQRコードを通じて特定の商品を無料で試すことができる体験を提供します。この機会によって、顧客は自分の手で商品を確認・体験することができ、その後の購買へとつながる流れを生むことを狙っています。
実施概要
- - 実施店舗: アカチャンホンポららぽーとTOKYO-BAY店(千葉県船橋市)
- - 実施期間: 2025年11月14日(金)から
- - 仕組み: アカチャンホンポアプリ会員は店舗に置かれた「子育て応援 サンプリングボックス」にQRコードを読み込むことで、対象商品の無償試供品を受け取ることができます。
目的と効果
このPoCの目的は、マタニティや子育て世代の顧客に商品を体験してもらうことで認知度を向上させ、結果として購買につながることです。また、配布後の購買データを分析することで今後の品揃えやサービス改善に役立てることが期待されています。
加えて、アプリの利用促進や店舗来店促進を図り、顧客体験の向上も目指します。ただし、サンプリング商品には限りがあるため、無くなり次第終了となる場合があります。
今後の展開
本実証実験で得られたデータや知見をもとに、アカチャンホンポのリテールメディアの店舗展開の可能性が検討される予定です。広告データと購買データを統合することで、リテールメディアモデルを更に高度化させ、顧客に対してより優れた商品体験とサービスの提供を目指します。
アカチャンホンポのリテールメディアは、単に新たな収益源を確保することを目的としているのではなく、企業として子育て支援の想いも実現する仕組みです。生活者への支援、また子育てを経験した先輩たちが次の世代を支えるための“想いの循環”を生み出すための取り組みとして位置づけられています。
このような取り組みを通じ、社会全体で子育てを支え合う循環型の支援モデルを構築し、てこそ全ての家族が安心して笑顔で子育てを行える未来の実現を目指しているのです。