シミックホールディングス株式会社が国際基準に則った温室効果ガス削減への取り組みを強化しています。この度、同社は「Science Based Targets(SBT)」の認定を取得し、温室効果ガス(GHG)削減目標がパリ協定の基準を満たしていることを証明しました。これにより、シミックグループは持続可能な社会の実現に向けた重要なステップを踏み出しました。
GHG削減目標の具体的内容
シミックグループは、2030年度末までに以下の具体的なGHG削減目標を掲げています。
- - Scope1・Scope2: 2023年度比で42%の削減
- - Scope3: 2023年度比で35%の削減
これらの削減目標は、同社が掲げる脱炭素の理念を具現化したものとなっており、企業全体での持続可能な成長を目指しています。
認定取得の意義
SBTの認定を取得したことは、シミックグループにとって非常に意義深いものであり、温室効果ガス削減に対して国際的に承認された計画を持っていることを示すものです。同社の代表取締役社長、COOの大石圭子氏は、「この認定は、私たちの気候変動対策戦略が科学に基づいており、国際社会から評価される成果であると考えております。私たちは、環境問題に対する責任を企業活動の中心に据え、持続可能な未来に向けた活動を続けていきます」と述べています。
環境への責任と持続可能な成長
シミックグループは、もともと医薬品開発支援を1992年に日本で初めてスタートし、その後、開発や製造、営業までの全過程で総合的な支援を提供してきました。最近では、ヘルスケア関連の新しいソリューションの提供にも乗り出し、製薬企業のバリューチェーン全体を支える豊富な経験を基盤としています。
シミックは、個人および自治体が抱える様々な健康課題に応じたソリューションを展開し、各者の健康価値を最大化することを目指す「PHVC(Personal Health Value Creator)」モデルを企画しています。これにより、シミックは温室効果ガスの削減だけでなく、社会における健康価値の向上にも寄与する企業活動を進めていきます。
今後の展望
シミックグループは、GHG排出の削減に向けた取り組みを強化しつつ、企業としての環境負荷低減と持続可能な成長との両立を図る方針です。今後も、地域社会や国際社会と連携し、脱炭素社会の実現に向けたさらなる努力が期待されます。シミックグループの今後の活動から目が離せません。
詳細情報はシミックグループの公式ウェブサイトをご覧ください。