浮世絵展開催
2024-10-28 13:07:57

令和版浮世絵『東海道五十七次』全60図完成記念展が神楽坂で開催

新たな時代の浮世絵『東海道五十七次』が完成



江戸時代から続く伝統的な技術と現代の感性が融合した作品が、都内神楽坂の老舗料亭「千月」で展示される。これを記念して、東京伝統木版画工芸協同組合が主催する展示会が11月21日から24日まで開催されることが決定した。この展示では、現代美術家であり多くのファンを持つ舘鼻則孝氏が手掛けた令和版浮世絵『東海道五十七次』の全60図を一堂に見ることができる。

浮世絵『東海道五十三次』からの進化



浮世絵の名作として名高い『東海道五十三次』は、江戸から京都を結ぶ街道沿いの風景や宿場町が描かれた作品集で、多くの人々に親しまれてきた。それに続く形で、全く新しい物語が描かれることになったのが『東海道五十七次』。この新作は、大津から分岐し大阪高麗橋まで続く東海道に位置する宿場町を含んでおり、54の伏見宿から57の守口宿までの道を網羅する。

舘鼻則孝氏による現代の浮世絵



制作を手掛けた舘鼻則孝氏は、1985年に東京都で生まれ、東京藝術大学で美術を学んだ。彼の代表作であるレディー・ガガのヒールレスシューズは、伝統美と現代のスタイルを融合させたもので、今や彼の名を広く知らしめている。

今回の作品でも、江戸木版画の技法を駆使して新たな浮世絵の世界を展現している。江戸木版画は、絵師、彫師、摺師という専門職が協力して制作されるため、各工程における匠の技が求められる。この展示では、若き職人たちの手による精緻な作品も数多く並ぶ。

神楽坂で歴史的な融合を体験



会場となる「千月」は、神楽坂の情緒豊かな場所にあり、長い歴史を持つ老舗の料亭である。神楽坂は石畳の道と共に、多くの著名人をもてなしてきた場所だ。日本の伝統を感じながら、現代アートの空間を楽しむことができる。この展示会は、江戸の情緒と現代の生活が出会う貴重な体験を提供する。

特別展示も期待



さらに、舘鼻氏のオリジナル作品もあわせて展示される。この機会に、日本の伝統工芸と現代美術との融合した作品を直接見て体感できる絶好のチャンスである。

入場は無料であり、作品の詳細は東京伝統木版画工芸協同組合の公式ウェブサイトで確認できる。新たな時代の浮世絵がどのような形で表現されているか、ぜひ会場でその目で確かめてほしい。

開催概要


  • - 名称: 令和版浮世絵『東海道五十七次』全60図完成記念展示会
  • - 会場: 料亭「千月」 東京都新宿区神楽坂3-1
  • - 交通: 東京メトロ南北線、有楽町線 飯田橋駅B4b口より徒歩3分
  • - 会期: 11月21日(木)~11月24日(日) 12:00~19:00(入場無料)
  • - 内容: 『東海道 日本橋~大阪(高麗橋)までの全60図の展示』、舘鼻則孝氏オリジナル作品の展示
  • - 主催: 東京伝統木版画工芸協同組合

この展示会は、伝統と現代が出会う素晴らしい空間となることでしょう。ぜひ足を運び、浮世絵の新たな魅力を発見してください。


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