空き家対策で連携!クラッソーネ、坂戸市、武蔵野銀行が地域活性化へ
株式会社クラッソーネは、埼玉県坂戸市と「坂戸市における空き家の除却及び利活用の促進に関する協定」を締結しました。この協定には、株式会社武蔵野銀行も加わり、3者連携で空き家問題の解決を目指します。
近年、空き家は深刻な社会問題となっています。総務省の調査によると、全国の空き家数は900万件を超え、空き家率は13.8%と過去最高を記録しました。坂戸市でも、空き家対策は喫緊の課題であり、令和4年度の調査では570件の空き家が存在することが明らかになっています。
今回の協定では、クラッソーネが持つ解体工事のDXプラットフォームを活用し、空き家所有者への情報提供や支援を行います。具体的には、空き家の解体費用や土地売却査定価格を無料で算出できる「すまいの終活ナビ」の提供や、迷惑な空き家に関する情報提供を受け付ける「お困り空き家の連絡フォーム」の導入などが挙げられます。
武蔵野銀行は、空き家所有者向けの資金相談窓口を開設するほか、地域活性化に向けたセミナー開催などに取り組む予定です。
3者はそれぞれの強みを活かし、空き家問題の解決に貢献することで、地域住民の安心安全な暮らしを支援し、地域活性化を促進していく方針です。
協定締結式について
7月24日(水)には、坂戸市役所にて協定締結式が開催されます。坂戸市長、武蔵野銀行常務執行役員、クラッソーネ代表取締役CEOが出席し、今後の取り組みについて発表する予定です。
協定に基づく主な取り組み
空き家所有者への情報提供: 「すまいの終活ナビ」を通じて、解体費用や土地売却査定価格の概算額を無料で提供します。
資金相談窓口の設置: 武蔵野銀行が、空き家所有者向けの資金相談窓口を開設します。
迷惑空き家情報の提供: 「お困り空き家の連絡フォーム」を導入し、市民から自治体への迷惑空き家情報提供を促進します。
情報共有: クラッソーネと武蔵野銀行が、空き家対策に関する情報を共有し、連携を強化します。
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セミナー開催: 空き家対策に関するセミナー開催を検討しています。
各社の取り組み
株式会社クラッソーネ
解体工事領域のDXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しており、全国2,000社以上の解体工事専門会社と施主をマッチングしています。これまで14万件以上の利用実績があり、国土交通省の「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」にも3年連続で採択されています。
株式会社武蔵野銀行
埼玉県内の自治体と包括的連携協定を締結し、地域活性化に取り組んでいます。空き家対策分野では、「空き家活用ローン」の提供など、資金面での支援を行っています。
坂戸市
平成25年から空き家対策に取り組んでおり、現在は「第2次坂戸市空家等対策計画」に基づき、適切な管理の促進、利活用の促進、発生の抑制の3点を基本方針として対策を推進しています。
まとめ
クラッソーネ、坂戸市、武蔵野銀行の3者連携による空き家対策は、地域住民の生活環境改善に大きく貢献する取り組みとして期待されています。今後も、地域課題の解決に向けて、連携を強化していくことが重要です。